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今夜金曜ロードSHOW「耳をすませば」の舞台、聖蹟桜ヶ丘の知られざる苦労

2013年7月5日 11時00分 ライター情報:たまごまご

今夜放送『耳をすませば』の舞台は、多摩市聖蹟桜ヶ丘。ロケ地となった舞台があちこちにあるのですが、地元の人のボランティアでロケ地めぐりが行われたり、雫役の声優によるコンサートがあったりと、町おこしも盛んです。しかし観光地として盛り上がるのには、大変な努力がありました。

[拡大写真]

本日、『金曜ロードSHOW!』で『耳をすませば』が公開されます。
どのくらいの数の「鬱だ」「爆発しろ」ツイートが飛び交うか、今から楽しみですね。
あんな青春なんて!……うらやましいなあ。

さて、『耳をすませば』の舞台は多摩市聖蹟桜ヶ丘です。
主人公の雫の住む、いかにも日本的な団地。京王線聖蹟桜ヶ丘駅。地球屋のあるロータリー。告白された神社。秘密の場所……いずれも実際に見ることができます。
耳をすませばモデル地案内マップ

この町では、『耳をすませば』を地域活性化につなげたい、という思いから、現在では観光としての取り組みがなされています。
いわゆる町おこし。現在は有名な観光地になっていますが、……これがなかなか苦労の道を追っているので、ちょっとご紹介します。

聖蹟桜ヶ丘で、『耳をすませば』の町おこしが始まったのは、2005年でした。
ここで、あれ?と思った人は鋭い。
そうです、『耳をすませば』は1995年の映画。
舞台になっているとわかっていても、動き始めたのは10年も後なんです。

最初に行われたのは、公開10周年記念として、地元大学と商店街による、10周年記念イベントでした。
16mmフィルムでの上映や複製背景画展などで、三日間でおよそ2500人が来場します。
中心になった人は、猛烈な『耳をすませば』ファンの大学生。10周年であるからにはなにかやりたい!という熱意ではじまったものです。

これは「大成功」ですが、町おこしに大事なのは「有名であるか」「ネタとして楽しいか」だけではありません。
「一過性にならないよういかに続けるか」が一番大事なことです。

どう地域を盛り上げていくか考えるため、「せいせき観光まちづくり会議」が発足。
大学生や商店街の有志のみならず、市民、行政を巻き込んだ任意組織が誕生します。本格化ですね

ここで大問題が出てきます。
『らき☆すた』『サマーウォーズ』『ガールズ&パンツァー』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、町おこしで成功しているところはだいたい、アニメ制作会社と地域が密接な関係を保って、版権絵が利用できることが多いです。
ところが、『耳をすませば』は具体的に、「ここが舞台です」とスタジオジブリが明言していない。そのため、版権絵を借りたり、協力を仰いだり出来ない。公認しようがないのです。
紛れもなくロケ地であることには変わりありませんが、確定じゃないのでOKできない。一切版権絵や設定を使えない。
それでも、ファンは観光にやってきます。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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