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映画公開マジカ「魔法少女まどか☆マギカ」の原点「コゼットの肖像」がやっと出た

2013年10月25日 11時00分 ライター情報:たまごまご

2004年に知る人ぞ知るで売られたOVA『コゼットの肖像』。『まどか☆マギカ』の監督、新房昭之の異色の作品が、映画にあわせてデジタルリマスターでBD化されました。どの作品よりも新房度100%な、濃すぎる作品です。

[拡大写真]

ついに発売されたんです。
『コゼットの肖像』のデジタルリマスター版ブルーレイが。
2004年の、知る人ぞ知る新房昭之監督のOVA。でも残念ながら、あまり日の目を見なかったOVA。
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』にあわせての発売という名目で、なんですが、それでもVol.0から買っていた身としては、「やっとでたかー」だよ!

たまごまご:『魔法少女まどか☆マギカ』を見ているような十代とか二十代の子たちに『コゼット』を見せたら、絶対面白がるだろうなと思うんです。
新房:あれね、レンタルも出てないんですよ。レンタル出して欲しかった。
今野:再発したらどうですか? ブックレットを付けてボックスにして。
新房:ねえ。言ってはいるんですけどね。まあブルーレイにするほどの画角はないんですよ
『夜想bis+ー特集 新房監督マル秘インタビュー番外篇』より)

新房監督にインタビューした2011年、当時はほとんど入手できない商品でした。UMD版は一応ありましたが。
BDの帯には「「魔法少女まどか☆マギカ」の原点がここに」と書かれています。
正直、物語的な原点ではないです。というか「まどか」だけの原点ではない。
『まどか☆マギカ』や『絶望先生』『化物語』など、新房演出の原点的作品です。
当時アニメスタイルが書いていた「純度100%の新房作品」という表現が的確です。

簡単に物語を説明します。
ミステリー作品ですので、ネタバレを避けて表面だけさらっと。
骨董品店「香蘭堂」でアルバイトをしている青年、倉橋永莉。
彼はあるベネチアングラスに、狂ったように魅入ります。周りの人がドン引きするくらい。
他の人にはグラスしか見えないけど、永莉の目に見えているのは、金髪碧眼の少女。
少女の名前は、コゼット。一体彼女は何者なのか? 永莉はとりつかれているのだろうか。

演出が特徴的なこの作品。『まどか☆マギカ』をはじめとした新房作品を見ていた人なら、「あっ、これはあのシーンの……」という演出が多数含まれています。
グラスに恋をする永莉の目、裸マントで呪いの言葉を述べるコゼット、入ったら出て来られなさそうな骨董品店、そっと飾られたコゼットの肖像画、そしておなじみ、シャフト的アングル。(※「コゼットの肖像」はシャフト作品ではないです)
音楽は梶浦由記。新房昭之とのタッグは、そのまま『まどか☆マギカ』に引き継がれます。

個人的にこの作品は、最も新房昭之色が色濃く出ている作品だと思います。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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