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「かぐや姫の物語」7つの見どころ。高畑勲監督はまだまだつくり続けたかったのか

2013年11月25日 11時00分 ライター情報:たまごまご

「まだ20分しかできていません……」「高畑監督、死んで貰います」。そんなプロデューサー達の焦りを背負った高畑勲の新作『かぐや姫の物語』は、やっぱり8年かけるだけのことはあった。見所をご紹介。

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『かぐや姫の物語』は夏、『風立ちぬ』と同時に別映画として公開予定でした。
それが伸びて伸びて、11月23日から公開になりました。
札幌の映画館には、ジブリの鈴木敏夫が、こう書かいていました。
「高畑監督 死んで貰います」
なんともギョッとする言葉ですが、詳しくは後ほど。
ただ、それだけの発言が出るほどの映画です。この映画の見所を7点ご紹介。

1・原作に忠実です
原作に極めて忠実です。
なので「ネタバレもへったくれもねえ!」という感じがしそうなんですが、ネタバレはあります。
なのでパンフレットは終わってから読みましょう。
誰もが知っている「竹取物語」って、そもそも面白さってわかりづらいわけですよ。
それを高畑勲が解釈を加えることで、「かぐや姫」というキャラクターをがっちりと立たせ、彼女の葛藤や苦しみを表現し、物語を作りました。
月に帰るのはなぜなのか、なぜ彼女が求婚者に無理難題を言ったのか。すべて「かぐや姫」の心情にあわせて解釈しています。
「竹取物語」を読んで予習してから行くと数十倍楽しいかもしれません。でも、絵本知識でも十分です。

2・日本の『アルプスの少女ハイジ』
この作品は、クララが立たなかった「ハイジ」です。
高畑勲と宮崎駿が作った1974年のアニメが『アルプスの少女ハイジ』。
これの日本版をやりたいと言って40年。高畑勲が作った日本版ハイジが『かぐや姫の物語』です。
どこが「ハイジ」なのかは、実際に見て確かめてください。
かぐや姫が、ここまで親身に感じられるキャラになるとは思わなかった。

3・女童に注目
かぐや姫が都に出てからのシーンで、常にいるのが、侍女として使える女童。
これがもう、すんごいかわいいのよ。高畑勲キャラでは、屈指のかわいさ。
この子だけ、妙にアニメチックなので、どえらい浮きっぷりです。
見る人によって捉え方が変わるキャラだと思いますが、彼女がいったい何なのか、注目してください。
何なんだあの子。

4・地井武男の作品として
姫を本当に愛して愛してやまない竹取の翁を、地井武男が演じています。
声を先に入れて、絵を後から入れるプレスコでの収録。全編きちんと演じきっています。
彼の声が、絞りだすように姫に向かって伸びていくのは、ぜひ聞いていただきたい。

5・背景と人は境界がない
水彩画タッチ、鉛筆画タッチで描かれる本作。
背景とキャラクターが一体になって、絵全体が動いているような技術で作られています。
普通のアニメと明らかに技法が違う。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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