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今夜金曜ロードSHOW「風の谷のナウシカ」宮崎駿スケベ説を鈴木敏夫Pが今ごろ言い出す

2013年12月27日 11時00分 ライター情報:米光一成

『KAMINOGEvol.25』ジブリの“過激な仕掛け人” 鈴木敏夫with川上量生インタビュー掲載号。

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鈴木さん、暴走して、『ハウルの動く城』『耳をすませば』も、エロス視点で解説しまくり。
『紅の豚』を“「中年のジジイが両手に花」って話”だと指摘し(たしかに、ジーナに惚れられていて、さらに若い娘のフィオといちゃいちゃする映画では、ある)、プロデューサーとして困ったと告白する。
“「これ、若い男の子は観てくんない」と思ったんですよ。だってジジイがいい思いする映画だもん。”

ううむ。長年、宮崎駿監督と共に映画を作ってきた鈴木敏夫プロデューサーが言うと説得力がある、というか、たしかに話していることはもっともだ。

だが、『風の谷のナウシカ』はどうだ?
ナウシカは、少女だが、自分の手で人を殺すこともある冷酷さを持つ人間だ。
スケベな感じは微塵もない。
ハードな物語だ。
と思って、再見した。
DVD『風の谷のナウシカ』にはオーディオコメンタリーがついている。

映像にあわせて、原画担当の庵野秀明、演出助手の片山一良のふたりが話している。
1時間22分目あたり、ペジテの者たちが、王蟲を使って風の谷を襲わせようとしていると告げ、抵抗するナウシカを取り押さえるシーンの後。
庵野秀明の発言「ここのね胸の揺れ戻しが、なかなか素晴らしい」
それに片山一良が答える「そういう意味ではハシリか」
庵野秀明「胸を揺らすというのを最初にやったのは宮崎駿じゃないかとワシは思うんです」
えええー。アニメの乳揺れ表現の創始者は、宮崎駿監督だったのか!?

さらに、1時間29分あたり。
風の谷を救うためにメーヴェに乗り、コルベットの襲撃から逃れるシーン。
飛行するナウシカを真後ろのカメラから捉えている映像で。
片山一良「(宮崎駿が)自分でね、こんなところで大股広げて飛んでるのはしたない、ウッシッシってやってんだよね」
庵野秀明「まあ、オヤジだから」
片山一良「なんてはしたない娘なんだ、って」
庵野秀明「しょうがないオヤジだなぁ……トホホ」
ううむ。

DVD『風の谷のナウシカ』のオーディオコメンタリーは、宮崎駿監督がどのようにリスペクトされているか、作品がどのように優れているかが、解説されていて、すばらしい。
『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』のなかでチラリと触れられていた幻の絵コンテ“巨神兵と王蟲の激突シーン”についても、それがどのようなものだったか語られている(めちゃくちゃ凄いイメージなのだ、これが)。

そして、結論として、宮崎駿監督はスケベだ。
男は基本スケベなのだ。

ライター情報

米光一成

ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学客員教授。代表作「ぷよぷよ」「BAROQUE」「想像と言葉」等。

URL:Twitter:@yonemitsu

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