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はな、蓮子、富山先生……「花子とアン」女学校編終了で考える女子の生き方

2014年5月19日 10時00分 ライター情報:木俣冬

連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラ
SME Recordsから6月18日発売予定

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朝ドラ「花子とアン」(NHK)。6週「腹心の友」(5月5〜10日)、7週「さらば修和女学校」(5月12〜17日)で、青春の女学校編が終了しました。

なんといっても、卒業式でのブラックバーン校長(トーディ・クラーク)の挨拶にじーんっと来たので引用し、今一度噛み締めます。

「わたしの愛する生徒たちよ
われと共に老いよ
最上なものはなお後に来たる

今から何十年後かに、あなたがたがこの学校生活を思い出して
あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、
私はこの学校の教育が失敗だったといわなければなりません

人生は進歩です

若い時代は準備のときであり
最上のものは過去にあるのではなく将来にあります

旅路の最後まで希望と理想をもちつづけ、進んでいくものでありますように」

女学校の日々を惜しむ心に、がつん!と未来に向けて、背中を押す。
すばらしい先生です。
その前に、「私たちの生涯のうちで一番幸せな時代は、この学校で過ごした日々です」と挨拶した畠山鶴子(大西礼芳)の立場は・・・という気もしないではないですが、校長も、女学校生活を大事にする気持ちをわかった上で、あえて、
未来に眼を向けさせているのでしょう。はな(吉高由里子)は、まったくいい先生と出会いましたね。

学び舎で大切に育まれたひな鳥たちは、いよいよ個々の人生に羽ばたいていきます。既に、かなり、それぞれの生き方が明確になっていますので、「花子とアン」に見る「女子の生き方」をまとめてみます!

はな  仕事も結婚も

英語が大好き、「読んだ人が思い切り想像の翼を広げられるような!」「わくわくしたすてきな本を作りたいの」というはな。
ドラマでは、いったん、故郷の甲府に戻って教師になることに(土曜42回)
家族のためにも働こうとするはなですが、結婚も仕事もしたいと考えています。
腹心の友・蓮子(仲間由紀恵)からは、「与謝野晶子をご覧なさい」と励まされます(月曜31回)。それは、歌人として活躍しながら、結婚し、子供を12人も出産した、パワフルな女性なのでした。

蓮子  燃えるようなほんものの恋をしたい

与謝野晶子の「明星」を、兵隊になるという吉太郎(賀来賢人)に手渡す蓮子さま。
彼女は、燃えるようなほんものの恋をして、恋の歌をたくさん作ることを願いますが(月曜31回)、落ちぶれた家を救うため、九州の石炭王・嘉納伝助(吉田鋼太郎)のところへ嫁ぐことになってしまいます。
「お金で買われていくのと同じじゃない」とはなは、蓮子の気持ちが理解できず、責め立てますが、はなの身近にも、お金で買われた女性がいました。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

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