「私を、愛人にしてください」
副社長の三好海里(滝沢秀明)に、白昼堂々潔い告白をした栗原未亜(武井咲)。
海里が妻の遥香(橋本マナミ)と歩く姿を見て火がついたか?「せいせいするほど、愛してる」2話。

タッキーに嫌がらせするこじらせ女「せいせいするほど、愛してる」2話
『せいせいするほど、愛してる』(新装版) 2 (フラワーコミックスアルファ)
3話ではネットでも大きく話題になったタッキーのエアギターが再び!?そして三遊亭円楽、吉沢亮、木下ほうかの個性的なゲストが登場する。

女って怖い…「せいせいするほど、愛してる」2話


毎度、オフィスの誰かが“ティファニーブルー”の洋服を着ているティファニー広報部。意識が高い。でも、仕事はちょっと粗い。
カリスマスタイリスト森の誕生日を間違えてプレゼントを送ってしまった広報。未亜が担当者に変わって謝罪に向かった。
心配する海里が、電話口で聞いたのは「体で払ってもらう」という森の言葉。未亜を助けようと会社を飛び出す海里。
珍しく取り乱した。

大事な会食をすっぽかして未亜を助けにいったはずが、コスプレパーティーに巻き込まれるわ、酔いつぶれるわで散々な目に遭う海里。その上、寝ている隙に結婚指輪を未亜に奪われ、さらに部下のミスが重なり副社長という立場も危うくなってしまう。振り返ってみるとかなりの惨事だ。

結婚指輪を盗んだ“重たい女”未亜


「森さんのパーティーの日、見なかったか?あの…その…」
海里がさりげなく指輪のことを切り出したのに、「なんのことですか?」とシラを切る未亜。……女って怖い。
妻帯者でありながら、部下である未亜にキスをした後ろめたさか、引き下がる海里。

ここで流れた未亜の心の声が怖い。
「はっきり聞けばいいのに、指輪探してるって。遠慮してるの?何なの?意味不明ーーー!」
って意味不明ー!指輪を隠して逆ギレとは先が思いやられる。キケンな香りがプンプンする。
ただ、指輪をなくして慌てる姿にドン引きできたら良かったのかもしれないけど、さすがジュエリー界の貴公子。表向きは冷静に振る舞う海里に対して、未亜は仕事も恋もこじらせた“重たい女”になっていく。


ここまでされたら不倫も仕方ない…


不倫はダメだとわかっていても、海里ほどのステキな人が現れたら惚れてしまう気持ちもわからなくもない。

部下のミスも「全て自分のせい」と上層部に謝罪して、部下には「二度と同じミスがないよう気をつけろ」とそれだけ。自分の立場よりも部下を守る上司はカッコいい。
それに、未亜が寝込んだときには、前に未亜が残してくれたメモにメッセージを書き足した。捨てずに持っていたあたり、海里も気持ちを小出しにしてる。これは勘違いしちゃう。


とにかく懐が深い海里。
困らせようと迷走する未亜に、「あのキスは芝居なんかじゃないって言えば満足か?頭を冷やせ」と諭すように叱る。
指輪を奪ったことを打ち明けても、「知ってた。というより、栗原が持っててくれればいいと思ってた。あ、悪い、いまのは忘れてくれ」
忘れられるかー!
何をしても一枚上手な海里。ずるい。

地位も名誉もあるイケメンに、ここまでされて好きになるなって方が無理だ……。

「指輪なんかいりません。奥さんが一番だっていいです。離婚してとか面倒なこと言うつもりもありません。ただ副社長が欲しいんです」
すでに面倒なことをしているので説得力に欠けるけど、腹を括りましたという表情の未亜。
海里の返事は聞けないまま終わってしまったが、3話の予告ではベッドの上にいる二人。
このまますんなり不倫関係に陥ってしまうのか?
(柚月裕実)