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「響け!ユーフォニアム2」7話。優子「あんまり舐めないでください」

2016年11月23日 10時00分 ライター情報:たまごまご
あすかが部長だったら、そしたらこんなことにはならなかったのに」
「優しいなんて、他に褒めるところがない人にいうセリフでしょ!私わかってるんだから!」
「あすかが断ったから、私がやらなきゃいけないことになったんだよ!?」

とはいえ晴香は、部長になるのを今まで断ったことはない。
晴香の責任感。本人は「引き受けちゃう」性格を、時折憂いている。
本当に精神的にやられて部を休んだ次の日。
「休んでしまってすみませんでした」「今日からまた頑張ります」と言った時、部の全員から拍手が起きた
本人は「拍手するところじゃないって」と焦っていた。
部長として毎日部活にきて、みんなの前に立つ、そのことがどれだけ辛く大変か。彼女は逃げない勇気のある人だ、と全員がわかっている。

2期7話。晴香は決意して、みなの前に立つ。
「あすか以外、頼りない先輩ばっか、って感じている人もいるかもしれない。でも、それでもついてきてほしい」
こういう時、なんでも正直に口にする2年生吉川優子が、すぐに反応するのが、本当にいい。
「あんまり舐めないでください。そんなこと言われなくても、みんなついていくつもりです!」

晴香は、目立つリーダーではない。
細かなところに気を配り、みんなの後ろで支え、時に勇気を持って前に立つ。
責任感が強くて、ちょっと自信はない。たまに泣いちゃう。
でも頑張っているうちに、みんなの気持ちは共鳴する、ついてくる。
晴香は、バリトンサックスそのものだ。

「カッコいい」バリサクソロ


バリトンサックス奏者の吉田隆一は、今回の演奏シーンを見て、こう語っている。



晴香のソロは誰が聞いても、一発ですごさが伝わる演奏だった。
リズム、抑揚、スタッカート、ため。一音ずつの表情全てが、今まで「吹奏楽」で描いてきたものと違う。久美子の「えっ!?」という顔が一瞬入るのも、もっともだ。
原作3巻では、こう表現されている。

「その音がなんともファンキーだったからだ。これまでのコンクールや練習とは比べものにならないほど、小笠原の音は輝いていた。なんというか、すごくカッコいい」

この「カッコいい」は、他校の佐々木梓がぽそっとつぶやいている。
勇気の人、晴香を表現するには、シンプルだけど欠かせない言葉だ。

正直、彼女にはジャズの道も選んでほしい。けれどもきっと、今は選ばないだろうな。
小笠原晴香は当分は、吹奏楽部のバリトンサックスであろうとし続けるはず。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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