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「響け!ユーフォニアム2」総括。青春の光と闇をお焚きあげ

2017年1月5日 18時00分 ライター情報:たまごまご
熱血根性吹奏楽アニメ「響け!ユーフォニアム2」がついに最終回を迎えて、10日あまり。
あすか先輩たち3年生の卒業式。師匠が弟子から離れていくような回だった。
見逃した人はニコニコ動画で見られます。
完結した「響け!ユーフォニアム2」。音楽は楽しいだけじゃないけど、そこがいい。

1月5日22時からは「響け!ユーフォラジオ2 新春ニコ生スペシャル」が、3月には「TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』コンプリートブック」の発売が控えている。
1月11日にはTVアニメ『響け!ユーフォニアム2』オリジナルサウンドトラック「おんがくエンドレス」も発売になり、まだまだ話題は絶え無さそうだ。

山田尚子は「思春期を描きたいんです」「その子達の目線に興味があります」(アニメスタイル007)「吹奏楽部にかぎらず、何か物事に打ち込んでいる人なら絶対に共感できるような人間関係や熱くなることを描いていけるといいなと思いました」(オフィシャルファンブック)と語っていた。
「ユーフォ」は、「音楽って楽しい」なアニメではなかった。

吹奏楽部員からみた「ユーフォニアム」


このアニメに対して、Twitterなどで元吹奏楽経験者は口を揃えて「あるある」と声をあげていた。
そして「もっとひどかったよ」とも言う。

吹奏楽部は、体育会系だ。
コンクール入賞を目指すなら、甘っちょろいことなんてやっていられない。

厄介なのは、先輩後輩の関係だ。
1期では、中学時代に久美子がメンバーに選ばれたことに対し、先輩が嫉妬を露わにして「あんたがいなければコンクールで吹けたのに!!」と怒鳴りつけた。
2期では、元3年生がやる気を起こさず、練習をサボるシーンが描かれている。元1年生(現2年生)は耐えきれず反旗を翻すも、相手にされず、しまいにはやる気のあった希美がいじめにあい、その年の1年生部員が大量脱退した。

「あるある」なのだ。
実際の部活動では、もっと幸せな記憶は山ほどあるはず。
でも痛い経験の方が、記憶に残りやすい。
だからネットで出る感想は、「ユーフォ」の苦しい描写に共感が寄る。

開いたままの傷口


「ユーフォ」は、問題が完全に解決する、ということがほぼない。
割と、傷口は開いたままだ。
言うなれば「あすかエンド」だった、二期最終話。

田中あすか先輩の話。最初はヒステリックな母親の圧力で、部を辞めなさい、と職員室でビンタまでされた。
あすかは久美子の涙の説得を受け、何が何でもコンクールに出たい、と決意。
彼女は全国大会に出場することができた。

だが、母親の言動に関してのフォローは一切ない。
最終回、あすかは久美子に、お父さんから受け継いだユーフォニアムのノートを手渡す。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    たまごまごさん、多分コミケで忙しかったんだろうけど、遅れてでもいいから残りの回もレビューしてくんないかなぁ。

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