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今夜「プレバト!!」俳句の夏井先生は空気を読まない

2017年2月9日 10時00分 ライター情報:沢野奈津夫
毎週木曜19時放送のプレバト!!(MBS制作)。先週(2/2)は、特待生候補の鶴見辰吾、千原ジュニア、河合郁人(A.B.C-Z)の三人と、初登場の黒谷友香と岡本玲が俳句に挑戦。お題は豆まき・節分だ。
『超辛口先生の赤ペン俳句教室』朝日出版社

俳句添削


まずは千原ジュニアの俳句。言葉のプロだけに、特待生への期待は膨らむ。

豆撒きはいじめ助長と鬼の声

豆撒きがイジメを助長してしまっているという寂しいニュースが流れていた。そこで出来たのがこの作品だ。鬼の声を、何でも過剰に反応してしまう世の中に見立てていて千原ジュニアらしい。風刺が効いてなかなか上手く出来ている気がする。しかし査定は、3位、45点、凡人。夏井先生いわく、この句には“詩”がないという。

いじめ助長にあらず豆撒け鬼の声

「豆を撒け」と鬼に言わせることによって、鬼の懐の広さと“詩”が生まれた。これを見ると添削前が俳句ではなくてただの風刺だったという事がよくわかる。なるほど。俳句難しい。

続いては鶴見辰吾の句。前回は才能アリ。

踏んづけた豆がポロリと福は内

仕事で遅く帰ってきて、音をたてないように歩いていたら豆を踏んでしまい今日が節分だと気づいた、という意味の句だそうだ。これは“詩”がある。そこにはいない子供たちの気配も感じていい作品な気がする。しかし、結果は、50点、2位、凡人。

踏んづけた深夜の豆や福は内

深夜という時間帯を入れただけで断然わかりやすくなり、その光景が伝わる。確かに添削前は、鶴見辰吾の説明ありきで良いと感じたが、この句なら何の情報も無しに伝わる気がする。

春近し鬼を遠ざけ福来る

鬼をやっつけて節分が終り、春と福が来たと言う句だ。わかりやすくて“詩”もあるように思える。が、結果は、40点、4位、凡人。これでは節分を説明しただけという。

春近し邪気遠ざけて□□□□□

5音と7音で節分を説明、最後の5音は好きなのを入れてくださいとのこと。なんとお洒落な添削だろう。先生が自由をくれた。

空気は読めるけど、読まない夏井先生


このように、残り2人を残して特待生候補3人を凡人枠で全員使いきってしまっている。つまり、「1位か5位か?特待生昇格なるか?」というバラエティ的なワクワクを作るチャンスを逃してしまっているのだ。

夏井先生が空気が読める人だという事は、番組を見ていれば誰でもわかる。しかし、それでもバラエティ的ワクワク演出を実現させないという事は、そんな事よりも俳句を上に置いているということ。

ライター情報

沢野奈津夫

サッカー、漫画、食べ物、子持ち、ブサヘア、元芸人。

URL:Twitter:@natsuo_sawano

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