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ドラマ「銀と金」セザンヌ編・金の橋を解説してみた。限定ジャンケン、Eカードの原点がここにある

2017年2月18日 10時00分 ライター情報:沢野奈津夫
「カイジ」の“限定ジャンケン“Eカード”“ワン・ポーカー”など、数々のオリジナルギャンブルを世に送り出してきた福本伸行先生。その原点とも真骨頂とも言える“セザンヌ編・金の橋”がドラマ『銀と金』で先週完結した。
新装版三巻/アクションコミックス)

銀二に教わった事


とある雑居ビルの屋上に呼び出された森田(池松壮亮)は、銀二(リリー・フランキー)に別れを告げられる。銀二は餞別に5000万、さらにとある2択を用意していた。その2択とは、何も入っていないトランクと5億円入っているトランクの2択を選べというもの。だが、この挑戦を受ける場合、5000万は貰えない。森田は、迷わず5000万を捨てて2択にチャレンジする。

森田は一方のトランクを選択する。そして、銀二が選ばれなかった方のトランクを持ち運ぼうとすると、2つとも空ことを疑い「そっちの中身を見せろ」と要求。しかし、銀二が開けるとそこには札束の山が…。一人になった森田が、残されたトランクを開けると、一番上だけ本物の万札と後は偽札が詰まったトランク、それと「2択の秘訣は両方偽物を用意すること」と書いた手紙だった。森田は、この偽札を本物の5億にしてもう一度銀に会いにいくと決意する。

セザンヌ編・金の橋


森田は、とある喫茶店で画家を目指している青木美沙(鉢嶺杏奈)と出会う。美沙がポール・セザンヌい精通している悪徳画商・中島(佐野史郎)に騙されている事を知る。そこで森田は、帝日銀行の土門頭取(大石吾朗)からおよそ10億の価値を持つセザンヌの“ジャドブッファンの眺め”を騙し取り、銀二に教わったことをヒントに中島にあるギャンブルを仕掛けた。

そのギャンブルとは、一級品の贋作と美沙が書いた明らかに下手な贋作を含めた3枚の中から本物を選べという物。条件は三つ、その中の1枚は布で隠すこと、薄暗い部屋で行うこと、鑑識は10mの距離で行うということ。さらに森田は、中島にチャンスを与える。100万円の札束の厚さは1cm、その札束で“金の橋”を作り、セザンヌとの距離を近づけていいというものだった。しかし、疑心暗鬼に陥った中島はあえなく贋作を選んでしまい、7億を失ってしまう。

中島目線で強いられる恐怖


この金の橋は、福本作品には珍しく主人公が仕掛ける側のギャンブルだ。何重にも張り巡らされた罠を、悪役の中島が受ける事になる。心理描写もほとんど中島のものだ。つまり、7億を失う道筋、決着が着いた時の喪失感を視聴者は中島目線で味わわされることになるのだ。

ライター情報

沢野奈津夫

サッカー、漫画、食べ物、子持ち、ブサヘア、元芸人。

URL:Twitter:@natsuo_sawano

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