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「スパイダーマン」宣伝イベントで発生した衝撃の「虚無」

2017年3月18日 13時00分 ライター情報:しげる
虚無が生まれてしまった。しかも一番生まれてはいけないところで。

3月17日、日本橋のマンダリンオリエンタル東京で映画『スパイダーマン ホームカミング』の宣伝イベントが行われた。内容としてはジャニーズのアイドルグループである関ジャニ∞が『スパイダーマン ホームカミング』のジャパンアンバサダー(なんだそれ?)に就任し、日本語吹き替え版の主題歌アーティストに選ばれた、というものである。
公式サイトより
http://www.spiderman-movie.jp

それだけなら昨今話題になる「洋画の日本における謎な宣伝」でしかない。異常だったのは、WEB上での記事における写真だ。



例えばこの『スパイダーマン ホームカミング』の公式ツイッターアカウントの写真ではド正面に写っているのがマネキン(!)である。関ジャニ∞のメンバーは映画のジャパンアンバサダーであるのにひとりも写っていない異常なものだ。こちらはシネマトゥデイの記事だが、本文中では横山裕がジャニー社長との思い出を告白しているのに、こちらでも写っているのはマネキンと看板。どちらも映画の宣伝のはずなのに掲載写真に写っているのはまぎれもなく「虚無」。映画がどうのこうのというより、空空しさの方が強く感じられる。

トンデモ映画宣伝、芸能界の事情に負ける


いまや一部の洋画ファンにとって定番の話題となった「映画のトンデモ宣伝問題」。記者発表で映画と全然関係ないタレントが出てきて全然関係ない質問に答える、ポスターのデザインが改悪される、吹き替えが声優ではなくタレントになる、変な日本版主題歌がエンドロールにくっつく……と、実例は山ほどある。それらに対してツイッターやブログで映画ファンが怒りを表明するのは、すでに新作映画が公開される際の風物詩になっている

今回の『スパイダーマン ホームカミング』での関ジャニ∞起用も、その一種と言えるだろう。謎の役職をつけて映画本編と関係のないタレントを宣伝に引っ張り出してテレビに映り、日本版主題歌に彼らの楽曲をはめ込むという、非常にスタンダードな日本の洋画宣伝。言ってしまえばその内容自体は「ありがち」な範囲だ。

では何が奇怪なのかといえば、ジャニーズ事務所によるWEBでの画像使用に対しての規制と、そこから生じるねじれだ。有名なところではジャニーズは自社のタレントが掲載されている雑誌の表紙をWEB上に掲載する際に人物だけ塗りつぶしたようになったりCDのジャケットが文字のみになったりするが、イベントなどのWEBニュースの記事でも画像掲載はNGである。

ライター情報

しげる

ライター。岐阜県出身。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

URL:Twitter:@gerusea

コメント 18

  • 匿名さん 通報

    ↑ その「文字だけで華やかになる」が思い上がりだっつってんでしょ。喜ぶのはジャニファンだけ マーベルファンも映画ファンもジャニーズなんていう男娼屋ごときが出しゃばること自体論外だ

    80
  • 匿名さん 通報

    電通に任せると、こんな宣伝しかできないという典型的な例。 革新も驚きもないよね。

    43
  • 匿名さん 通報

    内容を切り貼りしたMADのほうが数百倍低コストかつ高効率な宣伝になるのにね 関ジャニ∞なんて落ち目使っている時点でもうダメでしょ

    25
  • 匿名さん 通報

    起用する側の意識の問題。

    13
  • 匿名さん 通報

    邦画界がガラパゴスだから出演俳優も来ないし、ローカライズするのも分かるが 首なしマネキンがネットで宣伝するとか流石に異常だよ どこまでこの国は自国の価値観に引きこもるつもりなんだろう

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