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今夜「CRISIS」公安は警察はどうする、平成維新軍ってなんだ。小栗旬、西島秀俊が攻めてて凄い

2017年5月23日 10時00分 ライター情報:木俣冬
「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」(フジテレビ 火曜よる9時〜)
原案・脚本:金城一紀 演出:鈴木浩介 白木啓一郎 制作:カンテレ
出演:小栗旬 西島秀俊 田中哲司 野間口徹 新木優子ほか
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 ドラマオフィシャルガイドブック』KADOKAWA

感情の転移がやばい 


「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」が、いろいろな意味で、やばい。

まずは、視聴率が10%切るか切らないか、ギリギリのところに来ていて、やばい。
6話までの平均視聴率は11.0%、1回だけ8%台に落ちたが、あとは10%以上をなんとかキープして いる。7話で踏ん張れるか、正念場であろう。

悪いドラマではない。いや、かなりがんばっている。

はじまる前に、フジテレビのサイトで、主演の小栗旬が「今のゴールデンタイムではなかなか題材として描きづらい作品に手を挙げてくださった関西テレビに感謝しています」と、西島秀俊が「映像化するのは不可能なんじゃないかって思っていた」と、チーフプロデューサー笠置高弘(カンテレ)が「日本では見たことのない、とんでもないアクションエンターテインメントをお楽しみに!」と異色感を強調していたが、確かに、攻めているドラマだ。

1話の冒頭、新幹線の中でのアクション、それからの陸橋から小栗が川に飛び込むまでのスピード感とダイナミズムには並々ならぬ意欲を感じた。5話での、DIYショップでの、テロリストたちとの戦いも、面白いロケーションで見応えがあった。アクションがすごいだけでなく、そのシーンのロケーションのセンスがいいのだ。

小栗や西島ほか、各方面のエキスパートの所属する公安機動捜査隊特捜班は、テロリスト、新興宗教、軍事スパイ……といった国家を揺るがす“規格外”の事件に立ち向かうチームで、彼らの担当する事件は、かなりやばい。4、5、6・・・と見続けていくと、どんどんやばくなってきた。

5話では、潜入捜査が描かれ、小栗演じる稲見は、別人に扮してヤクザに接近する。かつて潜入捜査を何度か体験している、西島扮する田丸の経験談を聞くと、別人格になって潜入している間に、そっちの人格と本当に人格の境界があいまいになってきてしまう危険性があるという(感情の転移)。優秀な人ほど、なりきってしまうとか。なんかやばそうだ。

6話では、実際に、テロ組織に潜入捜査をしていた公安の刑事(山口馬木也)が、テロリストになってしまった悲劇を描いた。元公安刑事の行動には理由があったが、それまでの経歴をすべて抹消して任務に従事したため、何を言っても誰にも真実はわからない。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    小栗さん挑戦的な舞台続きで相当早くこのドラマを撮り終わったそうだが、この面白さなら超多忙でも断る選択肢はなかったのだろう。チームメンバーも皆良いし、このクオリティならドラマもリアルタイムで見たくなる。

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