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「ひよっこ」90話。身分違いの恋じゃないかと、古い女たちは心配する

2017年7月17日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第15週「恋、しちゃったのよ」第90回 7月15日(土)放送より。 
脚本:岡田惠和 演出:渡辺哲也
イラスト/小西りえこ

90話はこんな話


みね子(有村架純)と島谷(竹内涼真)の交際を、富(白石加代子)と鈴子(宮本信子)が心配する。

古い女と書いて、姑と読む


15週では、みね子の初恋が実り、同じアパート・あかね荘に住む大学生の島谷と交際をはじめることになり、初デートもして、全体的に幸せなトーンだった。
かなり、あっさり恋は実ってしまったが、さすがにそれだけでは済まず、週末、はじまったばかりの恋に、ちょっと不穏な空気が。
アパートの大家の富と、みね子の勤務先・すずふり亭の主人であり、みね子の東京の母親代わりのような鈴子が、それぞれ心配をしはじめたのだ。

ふたりが気にしているのは、みね子と島谷の“身分差”だった。
島谷は、佐賀のお金持ちの家の御曹司で、おそらく将来を嘱望されている身。一方、みね子の家は、父が行方不明で、家計が苦しく、みね子が働いているという状況だ。
みね子が、働いてアパートに帰ると、島谷がお茶を淹れてあげるという、従来の男女問は逆な雰囲気が確かにあった。みね子の着ている制服から、女中とお坊ちゃんの道ならぬ恋みたいにも見えた。

鈴子は、「みね子がしなくてもいい苦労だとか、感じなくてもいい悲しい思いとかをね するんじゃないかって だってもう十分背負ってるんだもの、みね子は」と、やたらと先回りして不安を煽る。
これまで、みね子のことをかなり前向きに応援してきた鈴子にしては、珍しい反応だ。
「だってもう十分背負ってるんだもの、みね子は」と、みね子の前で言っちゃうのも、どうなんだ・・・という気もしないでない。結局、鈴子は、みね子を、“可哀そうな子”と思って接している感じにも受けとれるが、いいのかな。


富は、島谷の母と、週に一度くらい電話で話していると言い、島谷をとても心配している母に、みね子の話をしないほうがいいわよねと確認する(噂好きなようで、わきまえはあるのが富の良いところ)。
「身分違いの悲しい恋をたくさん見てきたからねえ」という富。芸妓だったから、それはそれはいろいろな恋を見てきたであろう。
「身分なんていまどきそんな」と取り合わない島谷に、「100年経ったってなくならないわ、そんなもの」と返す富。紀元前から存在するギリシャ劇なども演じる、巫女のような女優・白石加代子だから、やたら説得力がある。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 7

  • ポチ 通報

    週1ペースで、実家から大家さんに電話する島谷くんの母親って、ずいぶん息子に執着してますね。ちょっと怖いです!やっぱりこの恋は、前途多難だなぁ。

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  • ピッピ 通報

    世の中には、どうにもならない事があるということをみね子は、この恋で知ることになるのでしょうね。たとえ成就しなくても、そこから何かを得て、大人の階段を上って行くみね子が目に浮かびます。

    13
  • 551 通報

    さすが元芸者の大家さん、男女の色恋沙汰には、詳しいですね。頼りになります。しかし、この大家さん、段々と性格が良くなってきてるから笑えます。

    12
  • 匿名さん 通報

    別れても涙、成就(結婚)しても苦労、どっちにしても今が一番幸せな時ですね。

    9
  • 匿名さん 通報

    朝ドラの番宣に必死だなー。こんなのニュースじゃないし…

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