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最終回「悦ちゃん」どんなドラマだったか…数年後のこの一家を考えると胸が痛くなる

2017年9月18日 10時31分 ライター情報:大山くまお
昭和のヒットメーカー、獅子文六原作の土曜時代ドラマ『悦ちゃん 昭和駄目パパ』が16日の放送で最終回を迎えた。ドラマファンが注目する同枠らしく、前作『みをつくし料理帖』に続いて非常にウェルメイドな作品だった。特に原作小説を一旦解体して、再構成した櫻井剛の脚本が見事だったと思う。原作小説と比較しながら解説してみたい。
画:つん(5歳)

最終回となった第8話「パパに贈るラブソング」でも、原作の要素とオリジナルの部分を巧みに織り交ぜて大団円を迎えていた。なお、本日(18日)深夜1時45分から再放送があるので、見逃した人はぜひチェックしてほしい。

いつでも手をつなぐ鏡子と悦ちゃん


売れない作詞家の碌さん(ユースケ・サンタマリア)が、姉の鶴代(峯村リエ)や日下部絹(紺野美沙子)らのたくらみで、日下部カオル(石田ニコル)のいるパーティーに現れた。碌さんのことが忘れられないカオルは喜びを隠せない。だが、結納をぶっちぎって逃げてきた池辺鏡子(門脇麦)と悦ちゃん(平尾菜々花)が現れる。招かねざる客である2人を捕まえようとする係員に悦ちゃんのキックが炸裂! うーん、小気味いい。

結局、鏡子は悦ちゃんを連れて帰宅。追いかけようとした碌さんだが、なんと階段から転落! 重傷を負った碌さんは日下部宅へと運び込まれ、そのまま消息を絶ってしまう。ダメな碌さん……。

取り残されてしまった鏡子と悦ちゃんだが、お互いのことが大好きな2人はシスターフッド(女性同士の連帯)を発揮する。鶴代に直談判したときも、夜2人で寝るときも、お互いの手をしっかりとつないでいたのが印象的だ。

原作での2人も、強烈なシスターフッドを発揮している。碌さんが数ヶ月も失踪している間、収入を失った2人は家を追い出されてしまい、明日食べるものにも困るほどの貧しさに苦しむのだが、2人手を取り合って苦境を乗り越えていく。ドラマの脚本は辛い展開を省き、鏡子と悦ちゃんのシスターフッドの部分だけをうまくすくい取っている。

悦ちゃんが布団の中で鏡子に「パパママソング」の話をしながら、「(好きだと)どっちが先に言うのかな」と語りかけるシーンは原作どおり。いいシーンだった。

悦ちゃん、「パパママソング」で華麗にデビュー


そんな2人のもとに現れたのは人気作曲家の細野夢月(岡本健一)! 夢月は悦ちゃんの歌声に惚れ込み、「日本のテムプルちゃん」として売り出そうと画策していた。5話では「理不尽な封建制に縛られている日本じゃ、日本人形のように表情のない少女歌謡になってしまう。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

コメント 4

  • 匿名さん 通報

    とても可愛らしいドラマだった。可愛くて、ちょっと甘すぎる気もした。でも疲れているときには、甘いドラマが効くのかも。最後のNo War、余計じゃない。

    6
  • 匿名さん 通報

    最後の「NO WAR」が余計。

    4
  • 匿名さん 通報

    >20:01 そんなに戦争がしたいなら勝手にすれば? 巻き込まないでくれ

    3
  • 匿名さん 通報

    大好きな韓国のドラマと比べなくていいの?

    0
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