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「キングオブコント2017」採点データ分析。本当に「にゃんこスターのせい」だったのか徹底検証

2017年10月3日 10時00分 ライター情報:井上マサキ
本来は出番に関係なく、コントの面白さを純粋に評価すべきだろう。点数が伸びなかったことを「〜のせい」と責任転嫁するのも本筋ではない。ただやはり、笑いは「場の空気」の変化に敏感なもの。にゃんこスターがかっさらった空気の大きさは相当なものだったのだ。

三村と松本に届いた「一回冷静になって!」


ファーストステージが終わり、ファイナルステージが始まるまで、MCと審査員たちが1分ほどトークする時間があった。浜田雅功が審査員に「なんで100点出さないの!?」と煽るなどし、空気は一旦リセット。出番はアンガールズから始まった。

ファイナルステージは高レベルの争いになった。ファイナルステージ全組が900点を越えたのは、2年前に現在の審査形式になってから初めてのこと。設楽と日村がさらば青春の光に、大竹がかまいたちに最高点をつけている。三村と松本も、ファイナルステージではかまいたちを最も評価。試着したウェットスーツが脱げずに七転八倒して、かまいたちの2本目は478点という好記録となった。

(ちなみに「478点」は、現在の審査形式での最高点タイ記録。2015年のロッチ1本目「試着室」が同じく478点だった。奇しくもどちらも「試着」のネタ。こんな偶然があるんですね)

となると、気になるのはにゃんこスターの2本目。ネタは縄跳びがフラフープになっただけで1本目とほぼ一緒の展開。にもかかわらず、1本目と同様のウケを取り、最後の「にゃんこスターでした〜!」で会場は割れんばかりの拍手。目をつむり頭を抱える審査員たち。

ここで審査員5人の動きが2つに分かれる。設楽(90→90)、日村(89→92)、大竹(93→94)の3人は、1本目と同じかそれ以上の点数をつけているのに対し、1本目で高得点をつけた三村(97→92)と松本(97→94)は点数を抑えた。にゃんこスターが同じネタをかぶせたことを5人がどう評価したか、この動きからうかがえて興味深い。それとも、かまいたち山内の「一回冷静になって!」という心の叫びが三村と松本に届いたのか(※参考:「キングオブコント2017」かまいたち「賞金は仮想通貨にぶちこむ」着衣の優勝記者会見

かまいたちが記録に残り、にゃんこスターが記憶に残る。2つのうねりが、これまでのキングオブコントの既成概念を打ち破る大会だった。キングオブコントは10年目で大きな転換点を迎えたのかもしれない。

(井上マサキ)

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

コメント 18

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    設楽の冷静さが審査員にもう1人欲しい

    46
  • @ 通報

    でもさ、一発屋だよね、にゃんこスターって。

    37
  • 匿名さん 通報

    ジャンポケが一番面白かった

    28
  • cyo 通報

    確かに面白い、でもバリエーションが欲しい。

    18
  • 匿名さん 通報

    本人達がこれ一本でって言うのがまさかホントにこれ一本なんかよって思わず突っ込んでしまいましたよ あの場でこれしかやらない度胸がスゲェわ

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