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「わろてんか」8話。視聴率は下降、魚と恋と手紙と倉庫は炎上、笑えない展開に

2017年10月11日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第2週「父の笑い」第8回 10月10日(火)放送より。 
脚本:吉田智子 演出: 本木一博
イラスト/まつもとりえこ(小西りえこあらため)

8話はこんな話


縁談が持ち上がった藤岡てん(葵わかな)は、手紙をくれる藤吉(松坂桃李)のことが気になって・・・。

視聴率が急降下


視聴率が最初の4回が20%を超えて快調と思ったら、いきなり19.3%、17.7%と急降下。
秋の3連休だったせいかもしれず。じつは筆者も、月曜日、あれ、今日「わろてんか」だっけ? とわからなくなってしまっていた。

連休以外で考えられる問題点としては、物語よりも趣向が先行していたことだ。
イケメンを第一にして、1週目が作られていたことは否定できない。
初回2回が、松坂桃李のアップ終わりであったこと。そもそも、子供時代から松坂桃李が演じていて、ヒロインが少年少女のときのピュアな出会いと約束が素直に見られなかった。ジブリアニメのような少年少女の感じだったらたぶん、印象的だったと思う。チョコで口のまわりを泥棒ヒゲのように汚すのは、十分大人の松坂桃李よりも、誰か少年がやったほうが微笑ましかっただろう。
そして、2週目の初回の終わりも、ラストカットではなかったが、高橋一生(写真)が目立つ構成だった。
こういうところばかりが印象に残り、肝心のお話がまだ心に響いてこない。

このあざとさを払拭するのは、どれだけ新鮮な葵わかなの笑顔と、清涼感にあふれまくった松たか子の歌声をもってしても、さすがに困難である。

気を取り直して、8話の振り返り


高橋一生演じる伊能栞は「顔良し、家良し、頭良し」で、女性陣はみんなうっとり。
唯一、ハツ(竹下景子)だけが「チョウチョ結びが気に食わん」と不満げだが、
お父はん(遠藤憲一)は手回し良く、てんに洋装させて見合い写真を撮る。

てんの縁談に、最もピリピリしているのは、風太(濱田岳)だ。
縁談に関してだけでなく、藤吉(松坂桃李)の手紙の件にもいらいらし、手紙を処分しようと破いて、てんを怒らせてしまう。

てん、揺れる想い。


泣きながら、破けた手紙を貼り合わせるてん。
たくさんの手紙から「てんてんてんごのおてんちゃん〜〜」と藤吉の書き出しがリフレイン(いる場所はそれぞれ違う)。
てんの様子を見て、「きっとこれはロマンスだす」と、女中のおトキ(徳永えり)がてんを煽る。
状況に流されず、ちゃんと自分の感情や意思を認識するように促したうえ、ずっと味方だと励ますとは、なかなか理知的かつ頼もしい女中さんである。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 10

  • 匿名さん 通報

    恋、恋、言われると「花子とアン」(結局、赤毛のアンは関係なかった)を思い出してうんざり。「ひよっこ」の日々のほっこり気分や共感とのギャップが大きくて、リタイア間近です。

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  • パチ 通報

    藤吉が、てんに自分を良く見せようとする嘘の手紙には、がっかりですが、風太の、てんに対する一途で、せつない気持ちは、伝わってきて、一粒の涙を流す濱田岳さんの演技…やっぱりうまいなぁ。

    29
  • すすむ 通報

    安定の濱田岳 イケメンで固めてる中で演技のうまさで存在感ありありです

    18
  • 匿名さん 通報

    子供の頃の風太は食い意地の張った、ただただアホな子だった(福くんが悪い訳ではない)けれど、濱田岳に変わってからヒーローではないが魅力的になった。

    15
  • 豆吉 通報

    風太も女中のトキも、てんには、言いたいことが何でも言えるし、この家では、使用人も家族の様に扱ってくれて、居心地が良さそう。

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