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武田鉄矢版「水戸黄門」は前の副将軍なのに「あのジジイ」呼ばわり。あまり尊敬されてない性格の悪いジジイ

2017年10月11日 10時00分 ライター情報:北村ヂン
2011年にシリーズ終了した『水戸黄門』が、6年ぶりに武田鉄矢主演で復活するというニュースが流れたのが今年3月。

その意外すぎるキャスティングに日本中が「マジかよ!」と叫んだことだろう。

映画『ドラえもん』の主題歌&『3年B組金八先生』が好き過ぎて、当然、武田鉄矢も大好きになっているボクですら、「どう考えてもムチャがあるだろ!」と思ったくらいなので……。

そんなこんなで遂にはじまった武田鉄矢の『水戸黄門』(BS-TBS・水曜7:00〜)はどうだったのか!?
イラスト/北村ヂン

鉄矢版水戸黄門の特徴は「性格の悪さ」!


多くの日本人の脳に、確固たるイメージが刻まれているドラマ『水戸黄門』。

地味な色合いの衣装にヒゲなしという、異色の黄門像を目指して見事にコケた石坂浩二版『水戸黄門』という例はあるものの、基本的には同じ衣装に、同じキャラクター。ストーリー展開もだいたいお約束通り……というのが『水戸黄門』だ。

一方、どんな役を演じていても強烈な「鉄矢っぽさ」がにじみ出てしまう武田鉄矢。その武田鉄矢が水戸黄門を演じるとなったら、どうなってしまうのか!?

結果的には、従来のイメージから大きくはみ出すことはなく、とはいえ、鉄矢ファンの期待にも応える程度の鉄矢エキスもまぶしてくれているという、なかなかいいバランスで新・黄門像を作りあげていた。

事前の番宣番組で鉄矢は、水戸黄門の役作りについて「たい焼きのようなもの」と語っていた。外見が決して「鯛」以外の魚に見えてはいけないので、中身の餡で勝負するということだ。

今回の『水戸黄門』において、餡となっているのが「性格の悪さ」。

従来の水戸黄門のイメージといえば、優しい人格者のおじいさん……といったところだろう。鉄矢の黄門様も、人格者ではあるのだろうけれど、どうにもこうにも面倒くささ、性格の悪さがにじみ出ているのだ。

第1話では、副将軍を引退し、念願の「大日本史」の編纂を進めながらも、趣味で寺子屋を開いたり(先生!)、農作業をやったりと気ままな生活を送っている様子が描かれていたが、そんな面倒くさいジジイの思いつきに毎度付き合わされている助さん(財木琢磨)は不満がたまっているようで、ちょいちょい黄門様のことを「あのじいさん」呼ばわりしていた。

前の副将軍なのにイマイチ尊敬されていない、「イヤなジジイ感」こそが鉄矢版水戸黄門の特徴なのだ。

従来だと「カッカッカッ……」みたいなカラッとした高笑いをしていたのに、鉄矢版では「フハッフハッハッハッ」と、ちょいと湿った気持ち悪い笑い声になっているあたりも性格の悪さを物語っている。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

コメント 8

  • 匿名さん 通報

    「戦車が怖くて水戸黄門が演じられるかああっ」みたいに叫んでくれると嬉しい

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  • 匿名さん 通報

    まあ映画の時代から水戸黄門様の役は高齢の「悪役」さんが努めるのが慣例なのだ、東映では「月形龍之介」・テレビでは「東野英治郎」や「西村晃」だが武田さんは悪顔ではない、性格悪いらしいけど。(一部敬省略)

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  • 匿名さん 通報

    川上麻衣子なら若い頃脱いでるし問題ないのでは?

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  • 匿名さん 通報

    良くも悪くも、世間が色々なことを分かってきてるからなぁ。「大日本史」を書くために、全国に人を送り込んで調査をさせて、自分は動かないで編集を中心にしているのが分かりだした。昔の名前で出ていますではなぁ。

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  • 匿名さん 通報

    最終回は黄門さまが鼻水と涙にまみれて人生訓、一行や悪代官も全員号泣の金八スタイル?

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