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「わろてんか」13話。視るほうも笑って受けとめよう、てんちゃんのように

2017年10月17日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第3週「一生笑わしたる」第13回 10月16日(月)放送より。 
脚本:吉田智子 演出: 本木一博
イラスト/まつもとりえこ

13話はこんな話


8年前の出会いと同じ“くすり祭り”で、てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)は再会を果たす。どうやら、お互い意識してしまったようで・・・。

切ない男たち


3週目に入った「わろてんか」。
ベタもあれば、わざと外してくるところもあり、ときにブラックにも思える笑いもあって、笑える、笑えないと賛否両論。
まるで視聴者の包容力を試されているようだ。
てんが、藤吉のたわいない言動を笑って、彼を喜ばせ勇気づけるように、我々も、毎日朝ドラを懸命につくっているスタッフや俳優に、感謝の笑顔を届けたい。

てんと再会した藤吉は、手紙と同じく、嘘をつき続ける。
八卦とハクションをかけた「八卦ション」というたわいないダジャレに顔をほころばせるてんを見たら、8年もの間、ぱっとしない芸人人生を送っている藤吉は嬉しくなって、それはもう好きになるだろう。相手が可愛く成長しているのだからなおさらだ。
見栄を張るしかない男が希望に出会う物語だと思って「わろてんか」を観ると、いろんなことを笑って済ますことができるような気がしないでもない。
人間だけがもつ力、“笑い”とは赦すことなのだ、きっと。

そして、もうひとり、寂しい男がいる。
てんをずっと思っている風太(濱田岳)だ。
大阪でてんが悪い男たちに連れていかれたときに続き、またしても遅れてやって来る間の悪さが、切ない。
彼の寂しさに光が差し込むときは来るのだろうか。

藤岡家が持ち直す


洋ぐすり専門に転換した藤岡家は、危機を脱した。
このきっかけをつくった新一「千葉雄大」の論文は、日本製のくすりの開発だったはずだが、結局輸入もの?
と疑問も感じるが、通常業務の傍らで開発も進めているのだろう。12話で引用した某製薬会社サイトの薬の歴史によると、日本製のくすりはこの時代、まだまだ一般的ではなかったようだから。

一度、大変な目にあっている儀兵衛(遠藤憲一)は、娘の幸せのために、縁談を進めたい。
てんより次女おりん(堀田真由)の縁談が先になりそうで、よけいに焦り始める。
肝心のてんは、藤吉と再会して、すっかり恋煩いのようになってしまった。
そんなてんの様子に、りんとトキ(徳永えり)、乙女たちはきゃあきゃあ大騒ぎ。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 5

  • うーん 通報

    そのうち馴染んでくるかと思ったけど、いつまで経っても、面白くない。

    24
  • 豆吉 通報

    藤吉のことに区切りをつけて、伊能さんに積極的な行動を取っていたのに、今度は、伊能さんを忘れたかの様に、藤吉を想うてん。どっちつかずで、本心が分からない。こんな娘だったっけ?

    14
  • コソドロ 通報

    年下のはずの風太が、藤吉よりも、だいぶ老けて見えるのには、笑った。役を離れて、松坂桃李と濱田岳が、同い年と知って、これまたビックリ!

    11
  • リリアン 通報

    本当に儀兵衛さん、霧吹きのように、細かくお茶を吹き出すシーンお見事でした。しばらく目に焼き付いてました。また観たい!

    4
  • さくら棒 通報

    ヒロインわかなちゃんがとってもいい表情を見せる様になってきました。 藤吉さんを見離すことは出来ないという、どちらかというと栞さまよりも藤吉の方に惹かれている表情が上手いなあと思います。

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