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「コウノドリ」1話。インティライミの読めない黒目、泉澤祐希のもどかしさ、キャスティングの妙に唸る

2017年10月20日 10時00分 ライター情報:むらたえりか
康孝「彩加、大丈夫だよ。おれも手伝うから」
四宮「なに言ってるんだ。“手伝う”じゃないだろ、あんたのこどもだよ」

2017年10月13日よる10時から放送された金曜ドラマ『コウノドリ』(TBS系列)1話。
産婦人科医・四宮(星野源)が父になった康孝(ナオト・インティライミ)を静かに叱ったシーンに、SNSでは母や妻たちから賞賛の声が上がった。
TBS系金曜ドラマ『コウノドリ』公式ガイドブック (ヤマハミュージックメディア)

1話 あらすじ


前シリーズから時が経ち、産婦人科医としてベテランの域に入りつつある鴻鳥サクラ(綾野剛)。研修医だった下屋(松岡茉優)と白川(坂口健太郎)は、それぞれ産婦人科専門医、新生児科専門医としてサクラとともに働いている。
医者として離島で働く恩師・荻島勝秀(佐々木蔵之介)のもとから帰ってきたサクラは、まったく耳が聞こえない妊婦・早見マナ(志田未来)を診察。不安を抱えるマナのために、できることをしたいと考える。
一方、サクラと同期入局の四宮は、早く仕事に復帰したいと願うキャリアウーマンの妊婦・佐野彩加(高橋メアリージュン)を診察していた。

インティライミと泉澤、ゲストキャスティングの妙


2015年に放送されたシーズン1の1話では、小栗旬、川村ゆきえ、要潤ら豪華なゲスト俳優陣が大きな話題を呼んだ。
シーズン2・第1話のゲスト俳優は、志田未来、泉澤祐希、高橋メアリージュン、ナオト・インティライミだ。突然のナオト・インティライミの登場には驚いてしまったが、このキャスティングがかなり良かった。

仕事を重視する佐野彩加・康孝夫婦を演じたのが、高橋メアリージュンとナオト・インティライミ。康孝は、育児を「手伝う」と発言し四宮に叱られるが、結局、育児休暇をとらず彩加を1人ぼっちにしてしまう。

康孝「彩加、ごめん。いままでずっとごめん。おれ、がんばるよ。一緒にがんばろう」

神妙な面持ちで妻に謝罪し、赤ちゃんを抱きあげて微笑む康孝。でも、育休を取らなかった。本当に謝意があって改心したのかどうか、行動で示されない。
この「本心がわからない夫」の感じがナオト・インティライミにとても合っている。インティライミは黒目がちなので、謝るときや笑ったときに目が細くなると目の奥が見えない。そのため、表情から真意が読み取りにくくなるのだ。大きな瞳ではっきりと意思表示する高橋メアリージュンと並ぶと、余計にそう感じさせられた。

また、まったく耳が聞こえないろうあ者同士の夫婦、早見マナ・健治夫婦を演じた志田未来と泉澤祐希も良かった。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

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