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「奥様は、取り扱い注意」3話。ママ友社会のいじめの構造が熱い、青木さやかのボスっぷりに圧倒される

2017年10月25日 10時00分 ライター情報:寺西ジャジューカ
『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)では、現代の女性を取り巻く問題が各話ごとにフォーカスされる。第3話のテーマはいじめ、もっと言うと“ママ友いじめ”であった。
“いじめられる側”なのが清水理沙(小野ゆり子)で、“いじめる側”は幼稚園で君臨するママ友らのボス的存在・相良貴子(青木さやか)。なんと貴子は、元女子プロレスラーである。

第3話あらすじ


街でカツアゲする高校生を撃退中の伊佐山菜美(綾瀬はるか)を目撃した理沙は、「私にケンカのやり方を教えてほしいんです!」と菜美に懇願する。
サッカーのキッズスクールで同じポジションを争っていたものの、我が子ではなく理沙の子が選ばれてしまったことに憤慨した貴子が、ママ友たちと一丸となり理沙へのいじめをスタートさせた。「文句を言いたくても、ボス(貴子)の前に立つと何も言えなくなっちゃって」と、ハートの弱さを自覚する理沙が、そんな自分を払拭しようと立ち上がった格好だ。

青木さやかの顔がスゴすぎる


第3話の青木さやかは、演技賞ものだ。あまりにもな熱演に、途中で笑ってしまったほど。おかしいから笑ったのではなく、スゴいものを見て気圧されてしまったゆえに生まれる笑い。

いきなり、スゴいのだ。5人のママを舎弟のごとく従え、公園のベンチに“デン!”と座る貴子の化粧は異常に濃く、ヒールレスラーそのまま。そんな、分厚くて真っ赤なルージュを塗らなくても……。これは、周囲を威嚇する彼女の心理を表しているのだろうか? だって、彼女らの“縄張り”である公園に一人で現れた菜美を目にするや、理由なく排除しにかかるし。
イラスト/Morimori no moRi

家庭内での貴子もスゴい。ドリルをやらずテレビを観る息子に「さっさと部屋に戻りなさい!」と詰める時の表情は鬼の形相でしかなく、とても我が子を見る親の眼差しだとは思えない。
貴子と別れたがっている夫と対峙する際の顔つきも、迫真。「勝手に出ていって」「家を守る人間が必要でしょ? 弱い人間にはできないわ!」と、夫と復縁したがってるくせにどうしても威嚇してしまう裏腹っぷりは、自分をコントロールし切れていないように映る。

スーパーで菜美と対面した際の貴子もスゴい。店内で仁王立ちになりながら菜美を凝視し、ツカツカ歩み寄って「私にはわかるわ。アンタ、只者じゃないでしょ?」と詰問する時のアップは、もはや顔芸。現役時代の彼女は、獄門党にいたのだろうか?

一方、“いじめられっ子”だった理沙は、菜美の指導を受け次第にたくましくなっていく。

ライター情報

寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行と篠田麻里子が好きです。ブライアン・ジョーンズと菅井きんと誕生日が一緒。

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