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「オトナ高校」最終回 道化に徹した三浦春馬にスタオベしたい、ありがとう!

2017年12月10日 10時00分 ライター情報:木俣冬
土曜ナイトドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日 土 よる23時5分〜)
脚本:橋本裕志 
演出:瑠東東一郎 山本大輔  
出演:三浦春馬 高橋克実 竜星涼 松井愛莉 山田真歩 夕輝壽太 杉本哲太 正名僕蔵 黒木メイサ

最終回 12月9日(土)放送 
「オトナ高校」テレビ朝日

逆転があった


7話のレビューで、逆転ものが流行りのなか、まったく逆転がないと書いたが、最終回は逆転の嵐だった。

最後にくるっと不意をついて驚かせるために、7話まで愚直なまでに(よくいえばひたむき)登場人物たちをひとつの目標(体験するということ)に向かわせていたのだろう。
途中、サショー(高橋克実)がスペア(黒木メイサ)にはっ倒されてクルッと回転する。物語はまさに、そんな感じに鮮やかに技がかかった。

最後なので、概要を改めてまとめておく。
東大でのトップバンカー(しかもイケメン、高身長)であることを鼻にかけるいけすかない男・英人(三浦春馬)には唯一の弱点があった。それは30歳過ぎても、未体験であること。おりしも、国家が少子化を阻止するために、英人のような者たちを集めて教育を施すことにした。英人は、そこに入学させられ、チェリートとあだ名をつけられる。
このドラマは、その第二の義務教育の現場・オトナ高校で、第二の恋と青春を送る者たちの物語であった。

最終回は、いよいよ卒業式。


お世話になったペガサス先生(竜星涼)が、成果があがらない(体験者がなかなか出ない)ためクビになると聞き、なんとか全員で卒業しようとチェリートが立ち上がる。
盛大なお見合いパーティーを企画し、うまくいきそうだったが、台風で中止に。
それと同時に、意外とうまくいきはじめていたさくら先生(松井愛莉)ともスペアとも、結局どっちもうまくいかないチェリート。
だが、彼はそれなりに変わりはじめていて、一番の良い変化は、友だち思いになっていたことだった。
誰かのために何かすることが一度もなかった彼が、トップバンカーの地位も失いながら、でも、クラスメイトや先生のために奔走していることこそ、最大の変化だったという、いい話に。
チェリートは、卒業式の代表スピーチを、泣きながら行うのだった。
「オトナ高校」テレビ朝日

卒業式のサプライズ


途中、スペアじゃなくて、やっぱりさくら先生という流れになったとき、このドラマ、英人がさくらにこっぴどく振られるところからはじまっていたので、え、まさか、英人とさくらが紆余曲折を経て結ばれるまでを描く、ボーイミーツガールストーリーだったのか? と動揺したが、その予想は覆され、ホッ。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

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