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「トットちゃん!」第10週。向田邦子が亡くなったと思ったら幻で登場…と思いきや生きてた、ややこしい

2017年12月11日 09時45分 ライター情報:北村ヂン
帯ドラマ劇場『トットちゃん!』(テレビ朝日・月〜金曜12:30〜)第10週。

放送開始前から、今回のドラマの売りとしてさんざん煽られていた「はじめて明かされる国境を越えた恋」がいよいよ描かれたのだが……。
イラスト/北村ヂン

この恋愛エピソード、必要か!?


そもそも、トットちゃん(清野菜名)はともなく、黒柳徹子の恋愛に興味がある人がどの程度いるのかという問題はあるものの、番宣などであれだけ煽りまくっていたので、よっぽどすごい知られざるエピソードがあるんだろうと思っていたんだけど……。

心の中のハードルが上がり過ぎていたせいもあるが、わりとどーでもいい恋愛話でした。

・カレー屋で食べ残しのナンをもらうもらわないで揉めるというオモシロ出会い。

・仕事が押したせいで、会う約束をしていた空港に間に合わない。

・もう会えないかと思っていたら留学先のニューヨーク・セントラルパークで偶然に再会。

・翌日「また会いたい」とか思いながらセントラルパークに走って行ったらまたまた再会。

・「一緒にパリに行こう」とプロポーズされるも、仕事と恋愛の間で悩んで別れを決意。

ラブコメのプロットだとしたら、お手本のようなよく出来た話なのだが、よく出来ているだけに嘘くさい。

先週の沢村貞子(浅野ゆう子)や、今週の向田邦子(山田真歩)との、血の通った生々しい交流エピソードと比べちゃうと、なんという絵空事感。童貞が見栄を張って語るウソ彼女話っぽいのだ。

トーク番組でリアル・徹子が、このエピソードのモデルとなったと思われる恋愛について語っているのを見たことがあるので、一応、実際にあったことを元にしているのだと信じたいところだが、相手の情報をぼやかしまくっているため(誰だよ、カール・祐介・ケルナーって!)、ここだけ非常にファンタジー感あふれるエピソードになってしまっていた。

カール・祐介・ケルナー役の城田優の役作りのせいか、イマイチこの男の魅力が伝わってこなくて、ただ単にスカしてい男にしか見えなかったのも問題だ。

「どーして周りにいっぱい(渥美清とか坂本九とか永六輔とか)魅力的な人たちがいるのに、こんな男に惚れちゃうんだトットちゃん! やっぱ顔か、顔なのか!?」

と、どーしても思ってしまう。

うーん、この恋愛エピソード、必要だったのかな?

60歳超えてからブロードウェイ・ミュージカルに挑戦って!


ニューヨークのセントラルパークでは、終戦直後に失踪して以来、消息が分からなかった「乃木坂上倶楽部」の住人・ダニー市川(新納慎也)との再会もあった。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

コメント 1

  • syun 通報

    向田邦子に逢いたい

    0
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