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「わろてんか」62話。切なさとトライアングル・ラブ炸裂は脚本家・吉田智子師匠の十八番

2017年12月13日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第11週「われても末に」第62回 12月12日(火)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:保坂慶太
イラスト/まつもとりえこ

連続朝ドラレビュー 「わろてんか」62話はこんな話


団真(北村有起哉)の元を離れたゆう(中村ゆり)は、団吾(波岡一喜)の別宅にいた。

葵わかながかわいい


てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)がうまくいってないのを知って、ちょっとうれしい風太(濱田岳)。
おりしも、てんに頼み事までされて浮かれている。はたして、風太の思いは叶うことがあるのか。

風太に連れていってもらって、団吾師匠に会うてん。
だが、お酒も飲めない、踊りもできない、お金ももってこないので、まったく相手にされない。
キラキラした顔で「(芸人とは)お金だけの関係やない そう信じている」と理想論を語ったって、相手が相手だから通用するはずもなかった。

葵わかなのぎくしゃくした踊りが、逆におもしろかったのと、団吾が風太のハダカ踊りはもう見飽きたと言うことで、風太が接待のためにハダカ踊りをしていたのか・・・と想像して笑った。ここを、実際にハダカを見せずに、台詞で済ませたところは悪くない。ハダカを出せばいいってもんじゃないから。

吉田智子師匠の真骨頂、三角関係


一回断られたくらいで諦めないてんは、団吾が芸者遊びを終えて店から出てくるのを外で待ち、後を追う。
団吾が向かった別宅には、ゆうがいた。
この別宅には落語の資料がいっぱいあって、団吾がここで練習をしているのかな、案外真面目なのかなと、思わせる。
それに、ゆうを前にした団吾は、いつもの険しい感じとは、なんかちょっと違った顔をしている。ゆうにはとっても弱いみたいだ。

ゆうはもう、団真のとこには戻らないと言う。
あとで、団真がてんに、ほんとは、師匠は団吾とゆうを結婚させようとしていたが、自分と駆け落ちしてしまったのだという話をする。

こうなると、ゆうが問題なんじゃないかって気がしてくるではないか。
ふたりの男の間ではっきりさせないでフラフラしている罪な女。
助けてくれる人(この場合、団吾)にはすぐ頼っちゃうから、相手にいたずらに期待させてしまうのだ。
これ、恋愛ものの三角関係の定番である。
恋愛を描くために起用された吉田智子師匠の、十八番でっせー。
でも、ゆうがすっかり恋愛もののヒロインになってしまっていいのかな?

ライスカレー


満々亭にて、孫が生まれたからお金がほしいらしい岩さん(岡大介)が、スト破りして、残りの3人の芸人がそれを糾弾していたら、藤吉が仲間割れする4人をどやしつける。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 4

  • 匿名さん 通報

    「家族だからこそ心配」とかいっても、言い方が完全に上から目線なんだよね…。

    7
  • 匿名さん 通報

    余談が、他の作品のことで、本当に余談ですね。

    2
  • 匿名さん 通報

    てんは芸人や寄席のことが分かっていないという話になってますが、では藤吉はどうなのか。元々芸人志望とはいえ、芸人目線で見る寄席と経営は別問題では? 藤吉がちゃんと損得勘定が出来ているようには思えません。

    2
  • 匿名さん 通報

    お夕さんには魔性の女も似合う。 でも大人の一途な女として描いてほしかった。

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