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細田守最新作「未来のミライ」制作発表徹底レポ。きょうだいの問題、愛を失った方はどう考えどう結論するか

2017年12月14日 10時00分 ライター情報:丸本大輔
細田「『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』では、内容も知らないオリジナル作品を皆さんに『観て下さい!』と言う時、堂々としていたいと思い、仁王立ちの絵のポスターにしたんです。今回もオリジナル作品ですが、そういったことよりも、大きなダイナミズムを持った子供たちが何かを飛び越えるようなイメージを見せたい。その上で、兄妹の絆が強く結びついていることを形にしたいと思いました」
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」のBlu-rayパッケージ。各作品のキービジュアルが使用されている。

細田ファンの中には、2006年公開の「時をかける少女」のキービジュアルを思い浮かべる人も多いだろう。

細田「『時をかける少女』の時も、女の子が青空にジャンプするようなポスターを作りましたが、その時、女の子の生き生きとした姿は未来そのものだな、という思いがあったんです。今回も、(観た人が)子供の存在は未来そのものだと感じるようなポスターにしたかったので、そういう点ではけっこう共通項がありますね」

キービジュアルや特報を見る限り、キリッとした表情が多く、気も強そうなミライちゃん。一方のくんちゃんは、目も顔も丸々と愛らしい。

細田「できるだけ、可愛らしく描きたいと思っています。例えば、冬の子供のほっぺたは、柔らかくて冷たくて気持ちいいんですよね。そういうことまで表現したくなる可愛らしさがあるんですよ。スタッフみんな、子供、しかも男の子の可愛らしさを描くのは楽しいと、よく言っています。だからこそ、なんとか頑張って、4歳の男の子の魅力を描きたい。挙動の面白さや柔らかさ、「うわーん」って暴れた時の面倒くささなども引っくるめて、子供と一緒にいる喜びみたいなものも描きたいんです。それは、今までの作品でも折に触れて描いてきたことですが、今回、よりそれが強いかなと思います」

自分で言うのもなんですけれど、見応えのある映画になる予感


「サマーウォーズ」以降の全作品で「家族」をテーマにしている細田監督。家族を描き続けてきての手応えを聞かれ、「作り続けているってことは、描ききれてないということ」と笑う。

細田「『サマーウォーズ』は『親戚』という存在がアクション映画の主人公だったら、という発想で考え始めた作品。『おおかみこどもの雨と雪』は、子育てをするお母さんという、これもまた映画の主人公にはなりにくい人を主人公にしました。『バケモノの子』は父親の映画ですよね。血は繋がっていなくても、みんな父親になれる。そんなことを思いながら作った作品です。

ライター情報

丸本大輔

1974年生まれ。フリーライター。瀬戸内海で生まれ育ち、現在は東京の西側在住。インタビューを中心に活動。得意ジャンルは、アニメ、マンガ、サッカーなど。

URL:Twitter:@maru_working

「細田守最新作「未来のミライ」制作発表徹底レポ。きょうだいの問題、愛を失った方はどう考えどう結論するか」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    「品の良い、ご家族で観ていただきやすい」音楽にしてくださいね,ストーリーに歌を被せるようなのは嫌いです

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