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「おそ松さん」2期15話 成人した六つ子たちの情けない魅力は、東京03のコントと通じている

2018年1月22日 09時45分 ライター情報:たまごまご
大江戸温泉物語で、『おそ松さん』コラボの「おんせん松さん二番風呂」をやっているそうで。


『おそ松さん』といえば銭湯。ナイスコラボ。
『おそ松さん』1巻BDパッケージ

おそ松さんと東京03


ゆるーいコントが2本、ドタバタコントが2本という作りの15話。
特に「ビン」の、心底どうでもいいやりとりに終止する流れは、原作の血を受け継いだ、日本の日常コメディ。
これが、東京03のコントに通ずる部分が多い。

お笑い芸人の東京03(豊本明長、飯塚悟志、角田晃広)は、男たちのちょっと抜けた日常風景を演じるのが得意。
ちょっとイキリ気味でやらかして突っ込まれる角田、真面目そうにシュールなボケをいれる豊本、ツッコミでストーリーを回す役割の飯塚

『おそ松さん』の脚本家松原秀は、『エンタの神様』で東京03や、勘違いコントが得意なアンジャッシュなどと関わっている。
このアニメのテンポ・間のとり方は、人力舎系列のお笑い芸人のコントの構造を意識してみると、理解しやすくなる部分が多い。

東京03の角田にあたるのが、今回のチョロ松。
今回だと、ビンを開ける際に斜に構えて彼は言う。
「何を下らない事やってんの? たくいい大人が。そんな瓶1個にぎゃーぎゃーと情けない。みんなにはもっと他にやらなきゃいけないことがないかなあ? 恥ずかしくない? ねえ?」
みんなを正論でイヤーな気持ちにさせたあと、手だけ差し出すチョロ松。
チョロ松「貸して。瓶。ちょっと僕がやってみるわ」
おそ松「いやいやいいよ」
チョロ松「ん」
おそ松「なんだよ!くだらないことなんだろ!いい大人がやることじゃないんだろ!ほんとはやりたいんだろ!じゃあそう言えよ!」

マウントとって見下したしゃべりで、じらす。けれど、実はへっぴり腰気味で役立たず。
チョロ松の面倒くさい性格である真面目系クズの情けなさは、東京03の角田が頻繁に演じる背伸び男キャラクターによく似ている。
常識人っぽく言っていることが、実は自意識過剰の産物、という立ち回りの鬱陶しさ。
そして弱々しい本質から滲む、かわいらしさ。

一方でおそ松やトド松は、飯塚の位置に置き換えられる。
マウント取りたがりの彼(角田・チョロ松)を見透かして、ずばっと論破。冷たくあしらう。けれどもそこに人情がある。
ハリボテな正論を、真実でつぶせる役回りだ。

公式YouTubeで見られるコント「帰省にて」は3人のバランスは非常にわかりやすく、『おそ松さん』とも比較しやすい作品。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

「「おそ松さん」2期15話 成人した六つ子たちの情けない魅力は、東京03のコントと通じている」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    ビンって一松メインの話では? たいして出番のないチョロ松にやたら言及し叩いてsageて悪口しかかかないあたり前の記事に対するツッコミを根にもってるんだろうなぁ

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