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「MASKMEN」4話 斎藤工悩む「大喜利がよくわからない」講義を受ける

2018年2月9日 09時45分 ライター情報:井上マサキ
2017年10月30日。斎藤工はロンドンで人印のマスクをかぶっていた。

前回の第3話で、くっきーに「かっこいいお前が残ってんねん」と指摘された斎藤工。己を消し、人印に「人間味を宿す」ため、常にマスクを携帯することにした。映画祭の舞台挨拶で訪れたロンドンですらも。

斎藤工がマスクをかぶってロンドンの街を歩いていた頃、日本ではくっきーが人印(ピットイン)のネタを改良していた。別々のアプローチで人印を進化させる二人。『MASKMEN』(テレビ東京系)。第4話のタイトルは「修行」。
イラスト/まつもとりえこ

「4分ネタ」を「2分ネタ」にするには


翌11月1日。斎藤工は新宿の吉本興業本社に呼び出された。くっきーがネタを改良したという。4分あったネタは、基本的な流れはそのままに2分18秒に短縮されていた。およそ半分である。

第3話でNSCの野々村先生から指摘もあったが、若手芸人のネタは「2分」が基本。R-1ぐらんぷりなど賞レースも予選は2分ネタに設定されている。恐らくこれを踏まえての「2分18秒」だが、ネタの作りはどう変わったのか(以前のネタはYouTubeで視聴可能)

まずは最初の歌。一部だけ歌詞が変わっている。


♪大正昭和に支えられ マダムの銀歯はホワイチイ
 外国紳士にうすケツ振れば ネオな人民こんにちは


「マダム一重にまぶたにシャウ」が「マダムの銀歯はホワイチイ」になった。歌詞の内容が心なしか聞き取りやすくなったように感じる。さらに、改良後は歌の最後に「チーン!」という効果音が入った。ここで人印も「ガクッ」と軽くコケる。ツカミがわかりやすくなった。

オチも変化している。以前は「ジャブ ジャブ ストレート」の声に合わせてパンチを避け、鳴り響く不協和音の中「シュコー」の一声で締めていた。改良後はパンチを避けつつ、取り出したバタフライナイフで自分を刺し、最後に舞台にひざまずいて終わる。「ブシュッ」とナイフが刺さる効果音も付いた。

「チーン」も「ブシュッ」も、短い効果音ながらタイミング次第で笑いを起こせるもの。2分のネタ時間は短く、丁寧にフリとオチを説明する時間は無い。「音」と「間」を使って短時間で笑いを増やし、ネタ尺の短縮を図ったようだ。

そして、さらなる変更点は「大喜利」だった。一つ目の「ジャブ ジャブ ストレート」のくだりのあと、「なぜパンチを避けられたか」をその場でホワイトボードに書いて出してほしいと、くっきーは言う。その内容は斎藤工に完全に任せられた。

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

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