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「わろてんか」110話。世界で大流行のマーチン・ショウってなんだ

2018年2月13日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第20週「ボンのご乱心」第110回 2月12日(月)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:鈴木 航
イラスト/まつもとりえこ

110話はこんな話


隼也(成田凌)が栞(高橋一生)のもとで武者修行することになる。

まだまだひよっこや


ミス・リリコ アンド・シロー(広瀬アリス 松尾諭)がすっかり人気になり、キース、アサリ(大野拓朗、前野朋哉)と2枚看板になった。
来年25周年に向けて何か面白いことをしようとするてん(葵わかな)たち。
レビューが流行っているというが、風太(濱田岳)は漫才にこだわる。
かわいそうに風太は、完全に保守派キャラに描かれ、新しいアイデアにいちいちガミガミ噛み付く。
それも、先代・藤吉(松坂桃李)のことを思ってこそだが、新しいことをしたい人たちにとっては目の上のたんこぶでしかない。
隼也が最もその犠牲になる。風太のもとで2年間、丁稚奉公させられることになり、それが不満でならない。
下働きがいやではないが、せっかくアメリカで学んできたのだから、そこで培った目を生かしたい。
マーチン・ショウが世界で流行っているから、それをやりたい。
でも、さすがの栞もてんも、まだ早いと言う。
確かに、隼也は若気の至り。もっと修業したほうがいい。
「まだまだひよっこや」とどやしつける風太。お父さん代わりにしっかり怒っているつもりだが、「おっちゃんの頭は古い」と隼也は歯向かう。
ああ、もう隼也くん・・・。
夢に向かってまっしぐらだったり、かなり年上の女性(リリコ)を「ちゃん」づけで呼ぶ自由さをもっていたり、古いものを壊して新しいことを目指したり、「ひよっこ」呼ばわりされたり、まるで、隼也が朝ドラヒロインみたいではないか。
朝ドラで男性主人公の作品も何作かある(近年だと「マッサン」)。
「わろてんか」は実は、女性ヒロインの皮をかぶった男性主人公ものだったのではないか。それも、藤吉と隼也、2代に渡っての。
てんは、そんな彼らを見守り癒やし導く天使キャラなんだと思う。

酒を飲む濱田岳の滋味


隼也に全否定されて、風太は、ひとり酒を飲む。濱田岳は、怒鳴っているときよりずいぶんといい滋味を醸す。
ガミガミ言う人がいないと会社は立ち行かなかったであろう。男はつらいよ、である。
そこへ高橋一生(栞)がやってきて、並んで飲む。男たちはいろいろつらいよ、である。

マーチン・ショウってなんだ?


どんなにユーモラスな口調であろうとNHK のアナウンサー・小野文惠がナレーションで「この頃アメリカでは華やかなショウやレビューが大流行。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    風太のモチーフは林正之助だと思ってました。むしろ隼也が林弘高と吉本穎右をミックスしたようなキャラクター

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