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「わろてんか」130話「最後の笑い」いきなり深刻な話に突入

2018年3月8日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第23週「わろてんか隊がゆく」第130回 3月7日(水)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:川野秀昭
イラスト/まつもとりえこ

130話はこんな話


「わろてんか隊」の慰問公演にリリコとシローも参加。公演は軍人さんに大受けで・・・。

わろてんか隊 上海へ


風太(濱田岳)率いる笑いの慰問団「わろてんか隊」は、出陣式だけでも新聞に大きく取り上げられた。
新聞社と組んでいるのだから、取り上げられるのも当然だ。北村笑店の宣伝をしたいという風太の狙いは当たった。
楓(岡本玲)も元新聞記者だから、上海についたという第一報をいち早く聞きつけてくる。

上海で兵隊たちに「妙な里心がつく」ことを気にする、何やら厳しそうな阿久津少佐(八十田勇一)は、わろてんか隊のモチーフわらわし隊をやはりモチーフにしたであろうと思われる、明石家さんま主演の舞台「七人ぐらいの兵士」(00年、15年)に出演していた。
余談になるが、この舞台、生瀬勝久が脚本を書き、「anone」(日本テレビ 水曜10時〜)を演出している水田伸生が演出していた。それこそ、どんな状況でもふざけ続けるさんま(爆笑王の異名をとる漫才師役)の魅力炸裂の、かなり笑って泣ける作品であった。再再演希望。

兵隊たちに「里心がつく」ことを気にする阿久津少佐は、わろてんか隊に、衣裳を着ないで、制服のままでやれと言う。
それはまあ、身一つ、ネタだけで勝負ということだと、皆は前向きに捉える。
だが、ちょび髭キース(大野拓朗)の制服姿は、別のコスプレみたいに見えてしまった。

漫才コンビ またまた復活


リリコ(広瀬アリス)が風太を訊ねてきた。
シロー(松尾諭)の楽団は、戦況の悪化で早くも解散してしまったが、それを風太たちに報告することはプライドもあってできなかったらしい。彼らの生活が苦しそうなので、風太はリリコとシローも「わろてんか隊」に加える。
リリコとシローの漫才も大受け。
だが、みんなは、気づいてしまった。やたらと受けているのは、“最後の笑い”だからではないかと。
公演を見に来た軍人たちは、そのあと前線に向かうのだ。
「責任重大」とリリコは考える。しかも、若い軍人から手紙を預かってしまう。

公演中の音響の仕事に注目したい。
事実を知る前は、漫才のネタの前に先走ったような笑いがかぶって奇妙に感じたが、むやみに笑っていることの現れだったのだなあとわかる。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「わろてんか」130話「最後の笑い」いきなり深刻な話に突入」のコメント一覧 4

  • 匿名さん 通報

    > 「わろてんか隊」の慰問公演にリリコとイチローも参加。  いやいや、イチローはマリナーズに復帰です。(笑)

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  • 匿名さん 通報

    >「あれあれ、なんとな〜く、現代にもこの流れ来ているように思いませんか。」  ドラマレビューなので、個人的な政治観は入れないでほしい

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  • 匿名さん 通報

    >楓は、「節約や出産奨励」というお題で、どうおもしろく構成台本を書くか悩む。  制限かけられるとエンターテイメントとしては厳しいですよね

    3
  • 匿名さん 通報

    > 阿久津少佐(八十田勇一)は、 [中略] 「七人ぐらいの兵士」(00年、15年)に出演していた。 えっ?と思い、調べてみました。出演していたのは阿久津少佐ではなく、八十田勇一さんですね。当たり前か。

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