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「バイプレイヤーズ」最終回「漣さーん、ありがとーう!」4人が海に向かって叫ぶレジェンド級ラストカット

2018年3月9日 09時45分 ライター情報:北村ヂン
『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』(テレビ東京・水曜21:54〜)最終回。

2月21日、第3話放送直前に飛び込んできた大杉漣の訃報。

第4話、そして最終回である第5話の撮影を大幅に残しての急逝、しかも最終回は大杉漣メイン回を予定していたことを考えると、放送中止でも仕方がないかという状況。しかしやってくれた、テレ東は!

キッチリと最終回を仕上げてくれた……というか、結果的にすんごいものを見せてくれた!
イラスト/北村ヂン

大杉漣の恩返し


最終回は、亀のコスプレをした大杉漣が子どもたちから「砂浜に埋めるぞ!『アウトレイジ』の時みたいにな」と罵声を浴びせられながらボコボコにされるという、完全にどうかしているシーンからスタート。

「面白回だ!」と期待しつつも、もうそこから涙が出てしまった。最終回は笑いながら見たいと思っていたのに……。

ただ、今回は『バイプレイヤーズ』の最終回であるとともに、ドラマ内ドラマ『しまっこさん』の撮影終了、5人で暮らした「島ハウス」との別れ、遠藤憲一が飼っていた「ハム恵(ハム大路欣也)」との別れ……。

やたらと「さよなら」感が漂っており、「変なドラマでありながら、最終回で泣かせにくるパターン」を当初から狙っていたことがうかがえる。

『しまっこさん』の撮影を終えるに当たって、大杉が密かに考えていたのが「恩返し」。浦島太郎の亀だ。

「島ハウス」を「大杉漣記念館」にしようと計画し、スタッフや共演者に対してバカみたいに長い感謝の手紙を用意。

みんなから「長いよ!」と突っ込まれながらも、「ありがとう。同じメンツと同じスタッフでまた面白い事やりたいね」と、自分なりに感動的な手紙を読みながら感極まり泣き出してしまう大杉。

大杉を含めてのシーンなので、当然、訃報以前から予定されていたストーリーなのだが、「恩返し」とか「感謝の手紙」とか「大杉漣記念館」とか、どうしてそんな話が出てくるのか。

何でもかんでも「現実とリンクしている! 奇跡だ!」みたいな見方をするのはどうかとは思いつつも、「えっ、なんでこんなシーンがあるの!? 寅さんとかレイア姫みたいにCGで蘇ったの!? ……でもテレ東だし」と考えてしまうほど、視聴者たちの気持ちとリンクしたストーリーが展開していた。

なんちゅう表情してくれてんだ


撮影が終わり、大杉以外の4人は東京へ帰ることに。

島ハウスを去る前に、「(「大杉漣記念館」の入場料)高いよ!」「(大杉の手紙)長いよ!」と突っ込みながらも、楽しそうに『しまっこさん』撮影中の大杉との思い出を語り合う4人。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

「「バイプレイヤーズ」最終回「漣さーん、ありがとーう!」4人が海に向かって叫ぶレジェンド級ラストカット」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    最後の四人のラストカット良かったです❗

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