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復讐鬼ディーン・フジオカ「モンテ・クリスト伯」心に穴があいた女の行動は読み易くコントロールし易い4話

2018年5月17日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
完治「だって、留美さん泣いてたでしょ。なんか無理したんじゃないですか、これ。こんな大事なお金、使えないですよ」
留美「無理したいの、安堂くんのために。それが、いまの私にとって一番の幸せだから」

5月10日(木)放送の木曜劇場モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―(フジテレビ系列)第4話。
モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)ではなく、神楽(新井浩文)の妻・留美(稲森いずみ)を中心にストーリーが進んでいく。
イラスト/Morimori no moRi

おディーン様の完璧なピタゴラ復讐装置


真海は、アパレルブランドを立ち上げたい青年実業家・安堂完治(葉山奨之)を留美に紹介する。

完治「僕、むかし親に捨てられて施設にいたんすよ。その頃って、自分の好きな服とか買ってもらえなくて。寄付してもらったものとか、おさがりとかばっかりだったんす。だから、いつか絶対に自分の服を作りたいって思うようになりました」


かつて、留美は産んだばかりのこどもを入間(高橋克典)に捨てられたことがあった。
庭に埋められたこどもは亡くなったものと思われていた。だが、たまたま空き巣に入った土屋(三浦誠己)によって掘り起こされ、生き延びる。そのこどもこそが完治だ。

自分のこどもだとは知らないまま、留美は完治の事業のために金策をしようと仮想通貨に手を出す。しかし、留美が買った仮想通貨を真海が暴落させる。慌てて元恋人の入間に金を借りた留美だったが、そのことが夫の神楽にバレてしまう。

神楽「この金は、お前が元愛人から貢いでもらった金だから、好きに使いなよ。でもよ、二度と俺の金に手ぇ出すんじゃねぇぞ! コノヤロー!」

家を飛び出した留美は、その金を完治に渡そうとする。そして、親子だと気が付かないまま身体を重ねた。

恋人とのこどもを失った悲しみが癒えず、夫に愛されることもない留美の心には大きな穴がある。そういう女性の行動は読みやすくコントロールしやすい。完治のような未来ある若者の役に立つことに充実感を覚え、依存してしまうのもこのタイプ。
「大切なものを全て壊す」と言う真海が、最初に手をかける対象として留美を選んだのも納得だ。

「神楽にとって留美は大切ではないのに、なぜ最初に留美を?」という疑問もあるようだ。
真海が留美を利用して壊したいのは、神楽ではなく入間が大切にしている社会的地位だ。赤子を殺すつもりで捨てた過去が明らかになれば、真海をラデル共和国の刑務所に送ってまで守った警視庁刑事部長という地位が揺らぐ。

ようやく、真海の復讐がスタートした。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    ふぅーん

    0
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