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近頃見かけるコアチョコTシャツってなんだ、どうやって生まれたのか

2018年5月22日 09時45分 ライター情報:とみさわ昭仁
最近、街でよく見かけるTシャツがある。

その題材は懐かしのコミックやアニメキャラ。特撮ヒーローに、ウルトラ怪獣。ホラー映画にプロレスラーなんてのもある。そうしたキャラがフロントにどーんと配置され、筆で書きなぐったようなロゴがバシッと入っている。

Tシャツのボディ(生地色)は、題材によってカラフルだったりもするが、だいたいはブラックが多い。黒地に白。もしくはキーになるカラーがもう一色。これらの要素を、パンキッシュにまとめ上げている。

最初に「街で見かける」と書いたが、このごろはテレビでタレントさんが着ているのを目にすることも多い。先日の『アメトーーク!』(テレビ朝日)の「ウルトラマン芸人」でも、博多大吉さんがエースキラー、バキシム、ツインテールといったウルトラ怪獣のTシャツを着用していた。

これ全部、ハードコアチョコレート(通称:コアチョコ)というブランドのTシャツだ。

Tシャツは自分の手で作れる!


コアチョコの代表であり、自らデザイナーも務めるMUNE氏は、若い頃からパンクロックやプロレスが好きだった。

ある日、愛読していたパンク雑誌で「オリジナルTシャツを作る!」といった記事を目にする。それまで、好きなバンドやレスラーのTシャツを集めることに熱中していたMUNE氏は、自分の手でTシャツが作れることを知ったのだ。

好きな映画や漫画を題材にして原稿を作り、市販のプリントキットでTシャツに刷る。メーカー品に比べてクオリティはそう高いものではなかったが、自分で着るためだけなら、それで十分だ。

自作のTシャツを着てライブやイベントに顔を出していると、そのTシャツを見た相手から「お金を払うから俺にも作ってくれ」と言われることが度々あった。それに応えているうちに、少しずつデザインのスキルは上がり、Tシャツ作りのコツもわかってきた。

やがてインターネット時代が到来し、簡単に販売用のサイトが作れるようになったことで、Tシャツブランドを立ち上げた。それがコアチョコだ。

スタートした当初は宣伝資金がないので、友人の芸人やプロレスラーにプレゼントして着てもらった。彼らが歩く宣伝マンとなってくれるからだ。試写会で見て気に入った映画があれば、配給会社に掛け合ってオフィシャルTシャツを作らせてもらった。Tシャツブランドをやっている友人と一緒に、自作Tシャツの販売イベントを開催し、積極的にシーンを盛り上げることもした。

そうやって、少しずつブランドの知名度を上げていった。口から口へ、噂が広がる。Tシャツは、誰かが着ているのを見たら、自分も欲しくなる。胸から胸へ。背中から背中へ。

その結果が、街でもテレビでも頻繁にコアチョコのTシャツを見かけるという、現在の状況だ。

ライター情報

とみさわ昭仁

1961年生まれ。ゲーム開発、映画評論、コレクター研究、古本屋店主、スカジャン制作、DJなど。神保町特殊古書店マニタ書房は、不定休で週のうち半分くらい営業。

URL:akihito tomisawa index

「近頃見かけるコアチョコTシャツってなんだ、どうやって生まれたのか」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    街でよくみかけ・・・・ねぇよ。

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