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「半分、青い。」68話。秋風の視点が漫画家というより脚本家である件

2018年6月20日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第12週「結婚したい!」第68回 6月19日(火)放送より。 
脚本:北川悦吏子 演出:田中健二

68話はこんな話


鈴愛(永野芽郁)は上京して2年、二十歳の夏、ついにデビューを果たした。

68話 も引き続きテレビ局ぽい


北野(近藤芳正)がガーベラから青年誌に異動になると聞いて、ユーコの漫画をそこで連載するように進言する秋風(豊川悦司)。
自分の漫画をゴールデンタイムのテレビドラマにして、最終回は映画でと欲望を語るユーコ(清野菜名)。
67話のレビューでも書いたが、この時代、角川書店を先頭に漫画のメディアミックスが流行っていた。豊川悦司の『NIGHT HEAD』も劇場版で完結を迎えた。この手のお祭り企画はフジテレビが得意で、奥菜恵が奥菜恵役でデビューした『パ★テ★オ』もドラマをやったあと完結編は映画でという趣向だった。完結編は映画でというやり方は視聴者にはあまり評判がよくないが、21世紀になってもいまだに行われている。

メディアミックスになるかならないか知らないが、こうしてユーコはビッグイブニング、鈴愛はガーベラで連載がはじまった。
トントン拍子のようだが、なかなかうまくネームが描けない鈴愛。
そんなときユーコが助言をしてくれる。
ユーコはユーコで進行が滞って、現実逃避に部屋の掃除からの模様替えをしていた。
気分転換にグルグル定規で遊ぶふたり。シーナ&ロケッツを歌いながら。

68話の名場面は、「これは私達が無駄にした時間の集積だ」という台詞と、グルグル定規で書いたおびただしい数の模様が映されるところであろう。ひとつとして同じ模様のない複雑な図柄はまるでたくさんの人間の人生のようだ。みな、それぞれに美しい。
「NHK ドラマ・ガイド おんなは度胸」日本放送出版協会 
泉ピン子の温泉写真が表紙! 隣は桜井幸子(義理の次女役)

橋田壽賀子の朝ドラ


秋風は、メディアミックスの研究に朝ドラ「おんなは度胸」(92年)を見る。
関西の老舗温泉旅館に後妻に入ったヒロイン(泉ピン子)の奮闘記で、夫(藤岡琢也)とは年の差婚、自分と同じ年頃の義理の娘(藤山直美)ができるという複雑な環境下、母として、妻として、女将(おかみ)としてたくましく生き抜いていく。泉ピン子と藤山直美というものすごいキャスティングが見どころ。

「おんなは度胸」のガイドブックの泉ピン子のインタビューが面白い。
“今や若者のトレンディドラマ最盛期、おばさんたちは向こうへ行ってろ、みたいな風潮のなかで私、思っったわね。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

「「半分、青い。」68話。秋風の視点が漫画家というより脚本家である件」のコメント一覧 5

  • 匿名さん 通報

    おそらくですが、菱本さんの台詞は「橋田先生ですか」ではなく、「橋田先生ですから」だったと思いますが、どうでしょうか。

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  • 匿名さん 通報

    「おんなは度胸」、懐かしいですね。BSで朝やっている再放送はこういう昔の名作をもっとやってほしい。

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  • 匿名さん 通報

    今度は散英社の「ビッグイブニング」ですね。集英社の「モーニング」や「アフタヌーン」が元ネタでしょうけど、小学館の「ビッグコミック」系の要素も入ってますね。なんか私こればかり書いてますね(笑)。

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  • 匿名さん 通報

    >そんなときユーコが助言をしてくれる。ユーコはユーコで進行が滞って、現実逃避に部屋の掃除からの模様替えをしていた。…  壁がいくらなんでも、相当薄いですよね。

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  • 匿名さん 通報

    モーニングは講談社。集英社ならヤンジャン

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