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「グッド・ドクター」俳優・山崎賢人の成長目覚ましい1話「大人になれないこどもをなくしたいです」

2018年7月19日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
「大人になれないこどもをなくしたいです。みんなみんな、大人にしたいです」

7月12日(木)、木曜劇場グッド・ドクター(フジテレビ系列)の放送がスタートした。

フジテレビ系では初めてとなる山崎賢人主演ドラマ。初回の平均視聴率は11.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。
原作は、2013年に韓国で制作・放送された同名ドラマ。2017年にはアメリカでリメイク版が放送されている。
山崎賢人 ファースト写真集『現在地』(ワニブックス/2014)

「人の気持ちがわからない人間に医者は務まらない」


新堂湊(山崎賢人)は、自閉スペクトラムでサヴァン症候群の青年。幼い頃に出会った医師・司賀明(柄本明)に素質を見出され、東郷記念病院小児外科のレジデントとして働くことになる。
ともに働く医師たちも、患者であるこどもたちの保護者も、湊に厳しい視線を向ける。

自閉スペクトラムには、その行動をとることで相手がどういう気持ちになるか、忖度したり先回りすることが苦手な傾向がある。だから、正直に「そのままの事実」を伝えてしまい、トラブルや誤解の原因になることもある。
湊は入院していた将輝(嶺岸煌桜)に、まだ退院できないことや手術を控えている“事実”を聞かれるまままに伝えた。まだ息子にそれらを伝える心の準備ができていなかった将輝の母親は、動転してしまう。

将輝の母「先生たちは、自分のこどもをああいう人に任せられますか!?」

「ああいう人」という鋭い言葉の選び方。「ああいう人って、どういう人ですか?」と聞いても、上手く答えられないだろう。
湊に対して、お前は自閉症だからダメなんだという態度で接している人はいない。
なんだかよくわからない。なぜそんなことをするのかわからない。どう扱っていいかわからない。自分がわからないものへの恐怖や戸惑いで、湊は忌避されている。

瀬戸「いくら記憶力が優れていても、人の気持ちがわからない人間に医者は務まらない」

湊の教育を任された小児外科医・瀬戸夏美(上野樹里)が、湊を叱ったときの台詞だ。瀬戸のこの台詞は、自閉圏の人を世間や仕事から切り離す言葉に聞こえた。

湊に「(息子に)触らないでください!」と叫んだ母親は、最終的には将輝の命を助けてくれたことを感謝し、謝罪した。湊はそれに「大丈夫です。僕は人と違います、慣れています」と返事する。

「人と同じ/違う」とか「人の気持ちがわかる」とか、普段何の気なしに使ってしまう言葉について考えてしまう。

本当は、誰もが人と違い、人の気持ちなど誰もわからないのではないか。

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ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

「「グッド・ドクター」俳優・山崎賢人の成長目覚ましい1話「大人になれないこどもをなくしたいです」」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    30年くらい古いセンスのドラマ。ロジックも穴だらけ。あざとすぎて泣けないし。あれおかしいだろ?夜更かしが病気の原因かもしれんぞ。

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