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日曜劇場「この世界の片隅に」正直言えば「大丈夫か?」1話をじっくり検証してみた

2018年7月22日 10時00分 ライター情報:大山くまお
こうの史代原作の日曜劇場「この世界の片隅に」
がスタートした。2016年には片渕須直監督による「この世界の片隅に」(アニメ映画)が高い評価を受け、異例のロングランヒットを記録している。大傑作だったアニメ版の印象を頭に残したまま、このドラマを見ている人も少なくないだろう。正直言えば「大丈夫か?」と思いながら見ている人がほとんどだと思う。
アニメ映画DVD/バンダイビジュアル

今回のドラマ版の脚本は『ひよっこ』の岡田惠和、演出は『カルテット』の土井裕泰、プロデューサーは同じく『カルテット』の佐野亜裕美。こちらはこちらで強力な布陣だ。どんな作品になるのか見守っていきたい。

現代パートが登場


『この世界の片隅に』は、太平洋戦争のさなか、広島県の呉市に嫁いだ19歳のすず(松本穂香)と周囲の人々の生活を描く物語。

いきなり原作とアニメ版にはない榮倉奈々と古舘佑太郎による現代パートが登場して視聴者を驚かせたが、いわゆる「戦争もの」にはこうした演出が少なくない。たとえば、戦争映画の『永遠の0』や『男たちの大和』、『プライベート・ライアン』などにはそれぞれ現代パートがある。過去と現在を結びつけて、過去の出来事である戦争をより身近に感じてもらおうという狙いなのだろう。

ところで、この榮倉奈々演じる佳代という人物と、主人公のすずとの関係がはっきりしない。なんだか要領を得ない問答を繰り返すばかりの佳代なのだが、彼女の行動とすずとの関係が一つの大きな謎としてドラマ全体に仕掛けられているようだ。賛否両論ある現代パートだが、これ自体をゆるいミステリーとして楽しみたい。あと、佳代はもっと人の話を聞いたほうがいいと思う。

素の部分がすずに近かった


主人公のすずを演じるのは、約3000人のオーディションを勝ち抜いた松本穂香。『ひよっこ』の食いしん坊のメガネっ子、青天目澄子役で注目を集めた女優さんだ。そういえば吉岡里帆も朝ドラのメガネっ子役で注目されて主演級の女優へと駆け上がっていった。そういうジンクスが生まれそう。

最初に登場した昭和15年の学校のシーンでは、まだ普通の女の子といった風情だったが、徐々にすずのぼんやりとした味を身にまとうようになっており、結婚式の後、義姉の径子(尾野真千子)と向かい合うシーンでは見事なまでにぼんやりした表情を見せていた。

なお、佐野プロデューサーによると、起用の決め手は松本の素の部分がすずに近かったからなのだとか。オーディションの最中にカバンをひっくり返してしまったり、サツマイモの品種の話を延々と話し続けたりしていたらしい。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

「日曜劇場「この世界の片隅に」正直言えば「大丈夫か?」1話をじっくり検証してみた」のコメント一覧 5

  • 匿名さん 通報

    >いきなり原作とアニメ版にはない榮倉奈々と古舘佑太郎による現代パートが登場して視聴者を驚かせたが  視聴者からは、現代パートはいらないと批判がかなりきてますが❗

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  • 匿名さん 通報

    すずさんは知的障害とか発達障害ですか?見ていて辛くなります。まともじゃない。

    6
  • 匿名さん 通報

    >約3000人のオーディションを勝ち抜いた松本穂香…本当に?オーディションしたの?最近売り出し中のauの人でしょ?

    5
  • 匿名さん 通報

    まともな人しか出てないドラマの何が面白いの?

    3
  • 匿名さん 通報

    ピエール瀧感って、なに?

    3
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