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土屋太鳳「チア☆ダン」かすかな目線と呼吸で鼓動まで表現する演技力凄い、今夜最終話

2018年9月14日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
太郎「自分の気持ちわかったんやな」
わかば「でも、自分のわがまま通したら、みんなに迷惑かかる」
太郎「迷惑かけたらあかんのか? 藤谷は、Rocketsの誰かに迷惑かけられたら腹立つか? 仲間を大事だと思うなら、藤谷の本当の気持ち伝えなあかんやろ」

9月7日(金)放送の金曜ドラマチア☆ダン(TBS系列)第9話。
チアダンスの全国大会出場を約1ヶ月後に控えている福井西高校チアダンス部・Rockets。膝に違和感を覚えながら踊っていた部長のわかば(土屋太鳳)が病院に行くと、膝の内側側副靱帯の損傷という診断。安静にしていても完治まで1ヶ月かかる。
わかばは、チームに迷惑をかけたくないという思いから、自分は全国大会には出ないという決断を部員たちに報告した。
イラスト/Morimori no moRi

土屋太鳳の身体表現は空気を作り出す


チア・スピリッツを胸に、ここまで前向きに明るくRocketsを励まし続けてきたわかばが、感情を爆発させた回だった。
膝を怪我してしまったわかばは、チアダンスの練習に参加することができない。「打倒JETS」の夢を叶えるために、自分は大会に出ないほうが良いと判断する。できることをやろうと部員たちのサポートにまわるが、張り付く笑顔が痛々しい。

わかば「私が、どんな気持ちで……」
汐里「なによ」
わかば「なんでもない」
汐里「言いたいことがあるなら言いなよ。いっつもいっつも良い子ぶってないでさ」
わかば「良い子ぶってて悪かったの! ああ、しんどい。本当にしんどいでの。いつも笑顔で前向きで明るくって、そういうのめっちゃ疲れるんやって!」

部員たちに見せたことがない激昂を見せてしまったわかばは「……なんての!」と笑顔でごまかし、練習を再開させようとする。

わかばはとてもつらそうなのだけれど、演じている土屋太鳳はこれまで以上に活き活きと演技をしていた。汐里(石井杏奈)はじめ部員たちとの会話の中で、相手が発する言葉にひとつひとつ反応して表情や呼吸を細かく変化させていく。

部員たちから口々に「もうRocketsに来なくていい」と言われているとき、わかばは顔の位置を変えずに、目だけで発話者を追う。汐里、渚(朝比奈彩)、穂香(箭内夢菜)、麻子(佐久間由衣)、妙子(大友花恋)、琴(志田彩良)、茉希(山本舞香)、と目線が進むたびに、呼吸が荒くなっていく。心臓の鼓動が早くなり、わかばの体に響いているということが感じられる。まったく大げさではない目線の動きと呼吸だけで、そういった体の内面の変化が伝わってくるような空気を作り出している。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

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