女性の方が「家事・育児は妻の仕事」と考えがち? 4人に1人が専業主夫に否定的な見解
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パートナーエージェントは8月4日、25~39歳の男女2200人に実施した「理想の夫・妻」に関するアンケート調査の結果を発表した。

女性の方が「家事・育児は妻の仕事」と考えがち? 4人に1人が専業主夫に否定的な見解
パートナーエージェント「理想の夫・妻に関するアンケート調査」資料より


現在結婚生活を送っている既婚者に「あなたの考える理想の夫・妻の分担」について聞いたところ、男女ともに44.4%が「夫婦共働きで、家事育児もできるだけ対等に分担する」と回答。
続く2位は「夫は外で働き、妻は家庭を守る」(男性:26.3%、女性:33.0%)と答え、女性は3人に1人がこのような理想を抱いていることが明らかになった。

女性の方が「家事・育児は妻の仕事」と考えがち? 4人に1人が専業主夫に否定的な見解
パートナーエージェント「理想の夫・妻に関するアンケート調査」資料より


続いて「家計が維持できれば夫が仕事を辞めて専業主夫になっても良いか」という質問に対し、男性は51.5%、女性は49.6%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した。「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と回答した男性は17.1%であるのに対し、女性は25.2%と男性を上回る結果となった。

女性の方が「家事・育児は妻の仕事」と考えがち? 4人に1人が専業主夫に否定的な見解
パートナーエージェント「理想の夫・妻に関するアンケート調査」資料より


「共働きでも夫の方が年収が高いのが一般的だと思う」という質問に対しては、男性の47.0%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答したのに対し、女性は62.6%だった。
また「料理や掃除は女性の方が向いているので主に妻が担当したほうが良い」(男性:33.0%、女性:34.8%)や「父母会やPTA活動は周りがそうしているので妻が参加したほうがいい」(男性:30.0%、女性:37.4%)から、女性は男性よりも「家事や育児は女性の仕事」であるとする考え方が深く根付いていることが明らかになった。

パートナーエージェントは、妻が思っている以上に夫は家事・育児を妻だけの仕事と考えておらず、さらに家庭内の役割分担に不満を感じているはずの妻自身が「家事・育児は妻の仕事」と考える傾向があると分析している。