アイドルのロケバス風景をVRで体験 「一緒にいる感」がハンパなかった 

ステージ以外のアイドルの素顔が見られるような、そんなVR動画が、スマホ・タブレット向けゲームアプリの景品として展開されている。

アイドルの一員になったような気分を体感?


動画は3Dクレーンゲーム「神の手」で、ゲームの景品として獲得できるコンテンツ。
8月にお台場エリアで開催された世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017(TIF2017)」とコラボし、フェス当日のアイドルたちの様子を見ることができる。
今回は、フェスに出演した数多くのアイドルから、アップアップガールズ(仮)、大阪☆春夏秋冬、純情のアフィリア、sora tob sakana、9nine、PASSPO☆、FES☆TIVE、ベイビーレイズJAPAN、愛乙女☆DOLLの9組のTIF2017での移動車内のVR動画や当日撮影の複製チェキが獲得できる。

「外からは中の様子を見ることがなかなかできないロケバスを、外から見るのではなく、中に乗り込んでアイドルに囲まれながら一緒に移動する体験ができるデジタルコンテンツです」
と、「神の手」を運営するブランジスタゲームの担当者がその魅力を語る。確かにロケバスでのアイドルの様子は、なかなか見る機会はなさそう。マネージャーやスタッフ、なんならメンバーの一員になったかのような感覚も味わえるかもしれない。

「『TIF』という大きなステージに初めて立つグループのメンバーが意気込む姿や、新加入したメンバーの緊張をほぐしてあげようとする先輩の姿。
一方では雑談したり、くしゃみをしたりといったリラックスした姿。ステージを終えて胸をなでおろし感想を語り合う様子など、アイドルたちの普段絶対に見ることのできない素顔を、いつでもどこでもスマホやタブレットで見ることができるVR動画です。ステージでパフォーマンスする演者としての顔ではなく、より身近にアイドルたちを感じていただけると思います」

オフステージならではの姿が、VRということで360度見られるという贅沢仕様の動画だが、
「一度に全方位を見渡すことはできませんので、何度もご覧いただいてそのたびに新しい発見をしていただけたらと思います」
とのことだ。

今回特別に、PASSPO☆とベイビーレイズJAPANの動画を体験させてもらったが、バスに乗り込むところから、セトリ確認や車内での円陣、スマホをいじったり、ペットボトルのお茶を飲んだりお菓子を食べたりしている様子など、その素顔感というかオフステージ感というか、ある意味での臨場感やリアリティ、「一緒にいる感」はハンパなく、どこかハンディカメラで撮っているような気分にもなる。360度すみずみまで見渡したくなる、各グループのファンにとっては貴重すぎるコンテンツではないだろうか。

『神の手』は、いつでもスマホで手軽にできるバーチャルクレーンゲームではあるものの、景品の重さ、大きさや形状によって、アームがかかる場所や重心の違いなど、実機のクレーンゲームを3Dで忠実に再現したものだという。
実際にどのぐらいで獲得できるのか気になるところだが、何回に1回当たりが出るような確率での景品ではないとのことだ。
「確率設定されているのものではなく、実機のクレーンゲームと同様、完全にユーザーの実力次第のため、1回で取れる場合もあります。より獲得しやすそうな台を探すところからお楽しみいただけます」
実際のゲーセンでクレーンゲームを遊ぶ感覚も体験できるわけだ。

クレーンゲームのワクワク感を味わい、獲得した景品のVRコンテンツでもまたワクワクドキドキできる企画である。
(太田サトル)