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知英と竹中直人の“心”と“身体”が入れ替わる!? 映画『レオン』インタビュー

2018年2月19日 11時00分
撮影 石井小太郎 (C)スマダン

スマホマガジン「Hot-Dog PRESS」で連載し、絶大な人気を誇ったオリジナル漫画が原作の映画『レオン』が、2月24日(土)より全国ロードショーとなる。公開に先駆け、同映画で初めて長編映画の主演を務めた知英さんと、劇中で知英さん扮する主人公・小鳥遊玲音と入れ替わってしまうワンマンオヤジ社長を演じる竹中直人さんにインタビューを遂行。同映画で初共演となった互いの役者としての魅力はもちろん、撮影秘話や印象に残っているシーンなどを大いに語ってもらった。

映画『レオン』あらすじ


彼氏にフラれ、会社もクビになった地味な派遣OL・小鳥遊 玲音(知英)と、女好きなワンマン社長・朝比奈玲男(竹中直人)。ふたりは偶然にも同じ車の事故に巻き込まれ、目が覚めると、互いの心と身体が入れ替わってしまっていた――。地味な派遣OLの姿になった社長と、社長の姿になった派遣OL。性別も社会的地位も、何もかもが正反対の二人が巻き起こす逆転劇とは……。

知英 「竹中さんと一緒の撮影現場が楽しくて仕方がなかった」


――映画『レオン』の完成作をご覧になっていかがですか?

竹中直人(以下、竹中):私は知英の日本語の上手さに圧倒されました。(日本で本格的に女優業を始めて)たった4年でしょ? 映画『レオン』の本読みがあったのは2016年12月だったんですけど、そこでの美しい日本語の音色に驚きました。

知英:とても嬉しいです。竹中さんに初めてお会いしたときはあまり話せなかったんですが、私、前からずっとファンだったんですよ。

竹中:わあ、本当? ありがとう。

知英:そうなんですよ。だから共演できたことが本当に嬉しくて。初めは“どういう風に話しかけれいいんだろう”と思っていたんですが、実際にお話しするとフレンドリーな方で。笑わせてくださったり、わかんないときには教えてくれたり、演技の時はとにかく声に圧倒されました。竹中さんのその低い声が、私の心のなかで響いたんです。
撮影 石井小太郎 (C)スマダン


――役者としての知英さんの魅力と、そして知英さんから見た竹中さんの役者としての魅力とは?

竹中:知英はやっぱり判断力。洞察力っていうか、直感的に解する力がある人だと思いますね。

――アドリブも多かったのでしょうか?

竹中:アドリブという形ではないですが、知英は理屈じゃないところで役を捉えてくれる。あとは、自分のなかのリズム感を持っている。たまに理屈で考えちゃう女優さんもいたりするんですけど、知英はそういうのじゃない。だから、一緒に芝居をしていてもとてもやりやすいんです。ドラマ「オーファン・ブラック ~七つの遺伝子~(東海テレビ)」のときも、役によって佇まいや歩き方を本能的に変えている感じがして。本能が、触覚がすごく伸びている方だと思いましたね。なんでもできるなって。
撮影 石井小太郎 (C)スマダン


知英:ありがとうございます。嬉しい! こんな言葉をいただいたの初めてです。私は元々日本のドラマや映画が好きで、竹中さんが出演している作品も昔から見ていたんです。竹中さんは役に入ると、いろいろな表情を持っていらっしゃって、そのエネルギーに感銘を受けたし、撮影現場の雰囲気を柔らかくする力も素晴らしいなと思っていて。

また、撮影中にも笑わせてくれて私の緊張をほぐしてくれたり、撮影現場で毎日一緒にいても楽しくてしょうがなかったです。年齢も私と離れているし、劇中に竹中さんに「お前」とかいう役だから“大丈夫かな”と心配もしていたんですけど、全然そういうのもなくて。毎日竹中さんに会うのが楽しみで仕方なかったですね。

竹中 「誰と入れ替わるかが一番気になっていた」


――今回のストーリーは性格が正反対のOLと社長が入れ替わるという設定なんですけど、この設定を聞いたときはいかがでした?

竹中:僕は「どなたと一緒だろう」って。設定よりも共演者のことが気になりましたね。

知英:私もそうでした。

竹中:共演者聞いたときに「おお、知英なんだ」って感じでしたね。だから設定は後からついてくる感じかな。
撮影 石井小太郎 (C)スマダン


――実際に入れ替わって、目の前に本人がいるわけじゃないですか。互いに協力し合って役作りしたりしたのでしょうか。

竹中:本読みのときに、お互いの話し方のリズムは意識していたね。といっても結局は撮影現場の瞬発力というか。直感的なものが動かしていく感じですかね。

知英:本読みのときからそういう風に言ってましたもんね。

――お互いのことを知っていけば知っていくほどやりづらいな、とか、逆にやりやすいなってあったんですか?

竹中:やりづらいってことはなかった。

知英:そうですね。私がすごく助かったのは、自分のセリフを竹中さんが読んでくださったこと。竹中さんの声でセリフを聞いたことで、役に入りやすくて。逆に竹中さんが入れ替わった私を演じたときは、友達みたいな感覚でした。一緒に遊んでくださって楽しかったです(笑)。

竹中:おかしかったのが、僕が目を開けて寝てる上に知英が乗っかってるっていう映像は普通じゃ見れない。なかなか衝撃的なカットだったと思いますね。俺、笑いこらえるの必死でしたもん。
映画『レオン』劇中シーン


知英:ずっと笑ってましたよね。

――身体を元に戻そうとして奮闘しているシーンですね。

竹中:そこは忘れられないですね。衝撃的なカットとして。

知英:確かに(笑)。私が「すみません、失礼します」と言って、竹中直人さんの上に勢いよく乗って。そこからずっと2人で笑っていました。

――入れ替わってみた役っていうのはどういうものなんですか、演じやすいのか、それとも難しかったりとか。

竹中:役作りで難しいと思うことはあまりないかな。役者もある意味、譜面みたいなものでそれを監督や共演者の方とお会いするなかで掴んでいって。映画『レオン』に関しても、それは楽しくできたんじゃないかな。