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キャンピングカーで半年間の家族旅行! 得られたものは一生モノの“共通言語”

2018年5月25日 11時00分

ライター情報:ネルソン水嶋


キャンピングカーが流行っているらしい。

テレビ番組でも時折見かけ、YouTubeにはその紹介や、実際に乗り込んでアウトドアを楽しむ動画がたくさん出てくる。キャンピングカーだけの展示会も開かれているだとか。筆者は自動車免許こそ持っているが運転時間はたった2時間という、半分に割ったティッシュ並のペーパードライバーだが、キャンピングカーというものには憧れる。乗る予定もないのに吸い込まれるように動画を観ている。成人男性にとってのそれは、少年にとっての秘密基地(しかも動く)のようなものかもしれない。

キャンピングカーで半年間の家族旅行をした友人の話


そんな中、Facebookで、「キャンピングカーの旅を終えた」という友人の投稿を見た。え!いつの間に!と投稿文をよく読むと、半年間に渡って、奥さんと二人のお子さんといっしょに全国各地を回っていたという。世のお父さんたちはなかなかできないぞ、そんなこと。仕事もあるし、子どもの学校もあるし、そもそも奥さんの了解が…。そこで話を聞かせてもらうことに。きっかけこそキャンピングカーだったが、働き方や家族との過ごし方についてとても身になる話だったので、紹介したい。

小緑さん。現在は独立して7期目、企業の採用支援事業や研修事業などを行っている。


6歳と0歳(!)を連れて全国各地へ、子連れキャンピングカーの旅。


筆者「投稿を見るまで全然知らなかったですよ、旅してたって」
小緑さん「あまりリア充っぽく見られないよう積極的に投稿はしなかったんです(笑)」
筆者「あーまーなるほど(笑)。半年ってことですが、どんな場所を回ったんですか?」
小緑さん「東北、北海道、北陸、東海、近畿、四国、九州…中国地方だけ都合がつかず行けませんでした」
筆者「半年間、ずっと出ずっぱりで巡っていった?」
小緑さん「家は東京にあるんですけど、2~3週間くらいの間隔で行っては戻ってを繰り返してたんです」
筆者「あ、なるほど!拠点のある国内ならできますね。だとしてもフットワークはずいぶん軽いけど…」

購入したキャンピングカー。同ジャンルでは小ぶりだが、大人でも中で立てる高さがある。


小緑さん「寝泊まりもキャンピングカーより外泊が多くて。ビジネスホテルから、ちょっと贅沢なホテルも、あとはゲストハウスやAirbnbを利用して民泊もしてました。車中泊は2割くらいでしたね」
筆者「キャンピングあんまりしてないじゃないですか!」
小緑さん「実はそうなんです。車には一応、テントに手洗い用シャワーやテーブルも付いていたんですが、結局一度も使わず、『車で旅してた』と言った方が正しいかもしれません」
筆者「当初は寝泊まりするつもりだったからキャンピングカーを買ったんですよね?なのになぜ」
小緑さん「長女がまだ0歳だったので、あやしたり、夜泣きのことを考えると、ホテルの方が快適で…」
筆者「0歳!?それで全国回るって、すごい冒険ですよね…?」
小緑さん「結果的にそうなったんですけど、今考えてもそのタイミングしかなかったなぁと思います」

アウトドアはできるときに。


もともと6歳の長男がいる中で、旅を決意したときに長女の誕生が判明。その状況を受けて旅には賛否両論あったというが、「そのタイミングしかなかった」と話す小緑さん。その理由、そしてそもそも旅を決めた背景に何があったのか。


理由は「子どもとべったり過ごす時間をつくりたかった」から


小緑さん「僕は、成長著しい子供の様子を間近で見たいという思いから、18時に帰宅できるように独立しました。その中で、子どもが大人になる前に、24時間ずっとべったりいられる時間をつくりたいなぁと思ってて、それをやるなら息子が小学生になる前の今しかない。と思ったんです」
筆者「キャンピングカーという手段を選んだ理由はなにかあったんですか?」
小緑さん「いろんなことを経験させたいので、移動しつつ宿泊もできるという手段を考えたときに、『これだ!』と思いついて。ブームになっていたことはあとで知りました(笑)」

全国各地でいろんなものを、見たり、触れたり、食べたり、驚いたり!


筆者「そこで長女が生まれることが分かったと」
小緑さん「そうです。さすがに首がすわるまでは待ちましたが、予定通りやろうと」
筆者「赤ちゃんを連れての旅ってことですよね、周りの反対はなかったんですか?」
小緑さん「ありましたよ!でも、タイミングとしてはまさに今で。妻も育休が取れるし、息子も小学生になる前だったので」
筆者「そう言われると今しかない、ですね…。『いつか』にしちゃうと決まってずっとやらないし」
小緑さん「6年前に息子が生まれて独立するときも同じようなことは言われました。けど、それも家族との時間を持ちたいという理由だったので、僕にとってはそのときしかなかったんですよ。あと、『よく奥さんOKしたね』ってすごく言われましたが、本当にその通りだなと思います。普通、0歳児連れてOKしないでしょ(笑)。妻には感謝しかありません」
筆者「生後すぐの赤ちゃんを連れて行く訳ですから、小緑さん以上にバイタリティに溢れていると言っていいかも…」

生まれたばかり、あどけない笑顔が可愛らしい娘さん。


家族と過ごしたいから独立する、ということは合理的でもあるし、一方で「それで養っていけるのか」という不安も出てくるであろう話。きっと誰に対しても同様に勧められることではないとは思う。だからこそ、覚悟が必要であったことは前提の上で、いつでもそこに踏み出せるだけの環境や立場を小緑さんが築いていたことは確かだろう。

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ライター情報: ネルソン水嶋

ベトナム在住。現地の事情や、たまに東南アジア全体のコネタを提供。写真の服はドリアンです。

URL:Twitter:@nelson_mzsm