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優勝パレードはトラックの荷台…“超低予算クラブ”エイバルが起こした奇跡

2014年5月31日 18時38分 (2014年6月1日 02時10分 更新)
 今、スペインで一際脚光を浴びるクラブがある。それは、10度目の欧州制覇“ラ・デシマ”を実現したレアル・マドリードでも、18年ぶりのリーグ優勝を達成したアトレティコ・マドリードでもない。スペイン北部バスク地方に本拠を構える、エイバルだ。

 今シーズン、スペイン2部リーグに在籍するエイバルは、5月25日のアラベス戦に1-0で勝利すると、残り2試合で3位ラス・パルマスとの勝ち点差を7とし、自動昇格圏である2位以内を確定。1940年のクラブ創設以来、初めての1部昇格を達成した。2012-13シーズンには、3部で2位となって2部昇格を果たしていたため、これが2年連続での昇格となる。

 もっとも、エイバルが脚光を浴びる理由は、それだけではない。今シーズンのクラブ予算390万ユーロ(約5億円)は、2部で最低。レアル・マドリードやバルセロナの予算と比べれば150分の1以下に過ぎない。また人口約27000人、ホームスタジアムの収容人数5250人も、2部で最も低い数字である。そんな“超スモールクラブ”が、リーグ最少失点を誇る守備力をベースに快挙を達成したのだから、あらゆるメディアの見出しに「奇跡」の文字が躍ったのも当然のことだった。

 なお、現地31日にはホーム最終戦が行われ、1部昇格を記念したセレモニーが開かれる。ただし、厳しい財政事情がゆえに、バルセロナがリーグ最終節で優勝した際に使う予定だった紙ふぶき30kg以上を破格の値段で譲ってもらったという。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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