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「スポーツライター平野貴也の『千字一景』」第45回:入学前から10番(桐光学園高・西川潤)

2017年4月1日 09時33分
入学前ながらも名門・桐光学園高の10番を背負ったFW西川潤(新1年)

“ホットな”「サッカー人」をクローズアップ。写真1枚と1000字のストーリーで紹介するコラム、「千字一景」

 背番号10である。入学は、まだしていない。神奈川の名門である桐光学園高に、大物ルーキーが現れた。U-15日本代表FW西川潤だ。横浜F・マリノスのジュニアユースで育ったが、今春に卒業を迎えた兄・公基の後を追って桐光の門を叩いた。3月末、強豪校が揃う親善大会「船橋招待」に、いきなり背番号10をまとって登場した。かつてMF中村俊輔(現磐田)らが背負った名門の10番。西川は「プレッシャーは、ないです。こういう番号をもらえて、純粋に嬉しいと思いました。兄には言っていないです。照れくさいので」と、与えられたユニフォームの感想を素直に語っていたが、高い評価と期待を受けていることは明らかだった。

 若い才能と大きな看板の組み合わせは、賛否が分かれる。責任を負って大きく成長する者がいる一方で、プレッシャーに押し潰される可能性もあるからだ。鈴木勝大監督は賛否両論があると前置きした上で「能力があるし、責任もプレッシャーも背負った中で成長してほしい。プラスになることの方が大きいと思ったので、迷うことはなかった」と10番を託した理由を明かした。

 西川は、足下の技術が高く、身長170cm台後半と体も大きい。まだ高校のスタイルに慣れていない部分は見受けられるが、サイドでボールを持ち、相手のプレッシャーをかわして中央へ持ち出すなど、能力の高さを随所に見せた。

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