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湘南・曹監督が見抜いた梅崎司の本音。元日本代表が感じた浦和での葛藤と成長への渇望

2018年2月15日 10時19分 (2018年2月16日 07時56分 更新)

2018シーズンから湘南ベルマーレでプレーする梅崎司【写真:フットボールチャンネル編集部】

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復活の手応えと与えられた役割とのギャップ

 10年間も所属した浦和レッズから、2年ぶりにJ1の舞台へ挑む湘南ベルマーレの一員となったMF梅崎司(30)。ベテランの域に差しかかっていた元日本代表は、なぜ愛着深いレッズとの契約を延長するオファーを断り、新天地へ完全移籍する道を選択したのか。都内で初交渉が行われた昨年12月中旬。席上で響いた「もったいない」というひと言が梅崎と、声の主であるベルマーレの曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(49)がそれぞれ抱いていた思いを鮮やかにシンクロさせていた。(取材・文:藤江直人

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 心の奥底にまで突き刺さるものを感じた。はからずも投げかけられた言葉に梅崎司はハッと驚き、次の瞬間、たとえようのない喜びに体を震わせていた。

「もったいない、と言っていただいたんです」

 昨年12月中旬。オファーをもらっていた湘南ベルマーレと、都内で交渉の席をもった。毎年足を運ぶオフのヨーロッパ視察から帰国したばかりの曹貴裁監督が、直球をど真ん中に投げ込んできた。

「こういうプレーを求めている、こういうプレーができると思っていると。そして、僕のことを再生させたい、復活させたいと。心と心で話し合えたと思っていますし、自分が抱いていた思いとすごくリンクしたこともあって、移籍する決断に至りました」

 浦和レッズで10年目を迎えた昨シーズンは、リーグ戦で10試合、わずか355分間のプレーに終わっていた。

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