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海ガモを布で縛った犯人は?捕獲するのも困難なはず

2017年3月20日 11時00分 (2017年3月20日 16時11分 更新)

 北海道苫小牧市にある北海道大学研究林内の池で、くちばしに白い布のようなものが巻きつけられたウミアイサのオスが近隣の住民によって発見された。17日に市が職員を派遣して捕獲を試みたが失敗に終わった。

 ウミアイサは海ガモの一種で、九州以北の海や河口に渡来する冬鳥。湖沼に入ることもあるがまれで、通常は岸から離れた沖で潜水して捕獲した魚を食べる。発見された個体は頭を振るなどして、懸命に布を外そうとしているという。

 布はキレイに結ばれており、何者かが故意に縛った可能性が高いが、そもそも捕獲するのは困難だ。

「ウミアイサは警戒心が強く、また食性上、餌付けをするのも難しい。もちろん、飼い鳥の話も聞いたことがない。一般人がいたずらをしようと思っても捕獲できない。無理に捕まえようとすると、羽が折れるなどのケガを負わせてしまう。バンダーでなければ難しいでしょう」(野鳥研究家)

 バンダーとは野鳥がどのようなルートで渡りを行うかなどを調査する時にかすみ網などで捕獲して、識別番号が刻印された足輪をつけるなど動向を調査する人のことだ。国や自治体から鳥獣捕獲許可を取得する必要もあり、誰でもできることではない。

 とはいえ、野鳥調査を行っているバンダーが、今回のようなことをしたとは思いたくないが…。

「バンダーは自治体や組織から依頼を受けて調査・研究のために行っている人がほとんどですが、なかには野鳥の販売を目的とする違法バンダーもいる。さすがにウミアイサを販売しようとは思わないでしょうが、ほかの鳥が目的で設置したところにたまたま引っかかってしまい、いたずらした可能性もあるのでは…」(前出野鳥研究家)

 カネに目がくらんだバンダーが、“外道”が掛かった腹いせに及んだ仕業なのか――。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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