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朴前韓国大統領「朝帰り」の異例背景

2017年3月22日 17時30分 (2017年3月22日 20時11分 更新)

ソウル中央地検を出る朴氏(右=ロイター)

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また、抗議と称した割腹自殺未遂と焼身自殺未遂がそれぞれ1件発生したという。

 韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏は「大統領職を解かれた朴氏ですが、4年ぶりに戻った私邸で彼女を待っていたのは、支持者たちの歓声と太極旗の波でした。それに向かって手を振る朴氏は、さながら凱旋将軍。私邸のレンガ壁はエルサレムの『嘆きの壁』をもじって『号泣の壁』と呼ばれており、支持者が毎日訪れ、弾劾に対して怒りや悲しみの声を上げていきます。壁に赤いバラやカーネーションをささげるのがならわしになりました」と話す。

 続けて「朴氏の支持者は、退役軍人など年配者が大半だと言われていますが、10日の暴動を見ると、その限りでもないようです。もし朴氏が刑事被告人になったら、怒りに任せた支持者が、再び過激な行動に出ないとも限りません」と危惧する。

 そうした不穏情報を察知してか、この日の朴氏の聴取は異例ずくめだった。

 ソウル中央地検に出頭する朴氏の車は、警察の白バイが徹底ガード。聴取は建物10階で行われたが、マスコミ対策で窓のカーテンはすべて閉じられた。
 昼・夕食のための1時間休憩も設けられ、朴氏はサンドイッチやいなりずし、韓国風のり巻きなどを持参。聴取では検事が朴氏を「大統領様」、朴氏は「検事様」と呼び合っていたという。

 集まった報道陣に朴氏は「国民の皆様に申し訳なく思う。誠実に取り調べに臨む」と述べるも、事件への関与は全面否認した。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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