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「ウィンドウズ10」偽シール販売で逮捕 マニア心理につけこむ悪質性

2017年7月7日 17時00分

 米マイクロソフト(MS)社のOS「ウィンドウズ10」のロゴに似せた偽のシールを作成・販売したとして、秋田県警由利本荘署などは6日までに、宮城県気仙沼市のパソコン販売会社役員の鈴木朋之容疑者(42)を逮捕した。

 生活環境課によると、鈴木容疑者は昨年11月~今年6月にかけて、自作のシール3シート(計約2000円)を大手オークションサイト「ヤフオク!」に出品。落札した秋田県内の男性3人に販売して、MS社の商標権を侵害した疑い。同様の手口で約450シート(計50万円)を全国に売りさばいた。

 偽物は本物と比較しても違いはほぼ目立たない。「10」のシールはパソコン本体に貼って「OS搭載」を示すもので、日本では流通していない。

「シールは非売品。ウィンドウズ8までは、MS社が大手メーカーに流していた。それより後継の『10』のシールは米国のみ流通。もとより、個人売買されることはあり得ない」(捜査関係者)

 偽シール販売の動機は、先述のような日本国内での希少性に目をつけた可能性がある。

「購入者はマニアが多かった。『10』搭載のパソコンに貼りたいという人も買っていた」(前同)

 本物と思い込んでいる落札者もいたが、偽物と知った上で購入した人もいるのは驚きだ。

 今回の犯行が悪質なのは「やろうと思えば、適当な中古品のパソコンにシールを貼って『10』搭載パソコンとだますことができてしまう」(前同)こと。鈴木容疑者の会社からも偽シールが貼られたパソコンが押収されたという。そんなパソコンを販売したとすれば、別の詐欺罪に問われる。

 同じ目的で偽シールを落札した者もいるかもしれない。商標法では、偽物を買った側は裁かれないが、その偽物で悪事を働いたとあれば話は別だ。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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