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ハイブリッド弁護士のお悩み相談「隣のボロ空き家を補強したい」

2017年12月11日 06時00分



男性として生まれ、数年前に女性に「トランス」した男と女のハイブリッド弁護士・仲岡しゅん氏。大阪生まれ、大阪育ちの若き闘士が、みなさまのトラブルをシュッと解決!



【今回の相談】「隣家が10年間空き家で、危険です。強風で壊れた建材がわが家に飛んできたこともあり、現在の所有者である前家主の息子に何度も処置を依頼しましたが、無視されています。大雪が降れば確実に倒壊しそう。わが家に被害が出る前にこちらで補強したいのですが、かかった費用を所有者に請求できますか?」(50代男性・会社員)



【回答】「勝手に他人の持ち物に対して手を加えることは、通常できません」(仲岡しゅん



今回のご相談、まず原則的なことを言いますと、補強や補修ができるのは、あくまでも自分のモノや、自分が管理しているモノだけです。つまり、勝手に他人の持ち物に対して手を加えることは、通常できません。



まあ、当然といえば当然です。頼んでもいないのに誰かが貴方の家を勝手に改装しはじめたら「はぁ? 何を勝手なことしとんの?」となりますわよね。同じことですわ。



しかし、民法の中には、他人の持ち物に対して承諾なく手を加えたのに、その費用を後から請求できるという、珍しい規定があるのです。それが「事務管理」です。民法697条1項には、次のように書かれています。



《義務なく他人のために事務の管理を始めた者は、その事務の性質に従い、最も本人の利益に適合する方法によって、その事務の管理をしなければならない》



毎度、法律の書き方はわかりにくいので、具体例を挙げてみましょう。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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