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北朝鮮の狙いは“ずるずる核保有”か

2018年4月24日 17時30分

金正恩朝鮮労働党委員長(ロイター)

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 米国のトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談に先立ち、27日に行われる南北首脳会談は、軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で開かれる。同会談の議題は「朝鮮半島の非核化、恒久的な平和定着、南北関係の改善」が中心。韓国政府は新しい共同宣言を採択する方向で検討中だ。

 正恩氏の「非核化」宣言を受けて安倍政権内では「6月下旬までに開催の米朝首脳会談につなげられる成果を上げられるかだ」と、その行方を注視する。菅義偉官房長官は23日の定例会見で、核実験中止と核実験場廃棄について「一歩前進」と歓迎。日米韓が連携して最大限の圧力をかけた成果だとして「私どもが考えていた方向に一歩踏み出した」と評価した。

 だが、突然の正恩氏“非核化宣言”に政府内からは「北朝鮮が自ら核を放棄することは絶対にありえない」と疑う声が上がっている。

 正恩氏は南北首脳会談を前に「体制が保障されるなら核を放棄しない理由はない」と韓国側に伝えたが、舞台裏で無理難題を押し付けたというからだ。

「北朝鮮は経済制裁の解除、南北の国交正常化、在韓米軍の撤退要求をクリアした上で核放棄を検討するとしている。正恩氏の狙いは米朝、南北との対話をずるずると長期化させ、核保有を続けることだ」(日本の政府関係者)

 一方、トランプ氏は正恩氏が非核化に応じなければ「首脳会談の途中で退出する」と強硬な姿勢を貫く方針だ。

「北朝鮮の核とミサイル実験は米国の安全保障に対して大きな脅威。トランプ氏は正恩氏に『経済制裁、国交正常化、在韓米軍撤退より、核放棄が先だ』と要求する。米朝首脳会談は決裂し、武力攻撃を行使する可能性がある」と前出の政府関係者は指摘した。

 米朝首脳会談は事務方レベルで準備が進められているが、実現するのだろうか。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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