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人身売買されるロヒンギャ族の現状 なぜ売却先がマレーシアなのか

2018年5月24日 17時00分

バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ

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【アツいアジアから旬ネエタ直送「亜細亜スポーツ」】ミャンマーで弾圧されている少数民族ロヒンギャが、奴隷売買の対象になっている。

 ロヒンギャ難民を乗せたバスが17日、タイ国境で摘発されたことを報じたのは、マレーシア地元紙「マレーシア・キニ」。かねて人身売買組織がタイ南部からマレーシアへ難民を送るルートを複数持っているとつかんでいたタイ警察が国境付近でバスを捜査した結果、少なくとも6台が乗客の荷物を入れる車体下部を違法に改造し、その狭いスペースに難民たちを押し込めていた。

 難民たちは主にマレーシアの建設現場や工場などで安価な労働力になる予定だった。こうしたバスは人身売買組織の間で「ロヒンギャ・エクスプレス」と呼ばれている。バスの運転手や車掌らは組織に買収され、難民1人当たり1500バーツ(約5200円)を受け取り、マレーシアまでの“密輸”を請け負っていた。

 警察当局は近く、犯行を主導した外国人とみられる男の逮捕状を取る方針で、バス運転手30人以上が関与しているとみて捜査を進める。タイとマレーシアを結ぶ国際列車でも、難民を閉じ込め輸送していた例があり、摘発を強化する方針だ。

 タイ南部では1月にも、人身売買組織の人間が逮捕され、ロヒンギャ難民7人が保護されている。また3年前、売られてきたロヒンギャの集団墓地が見つかった事件(当コラム既報)では、タイの軍関係者ら62人が殺人や強姦、人身売買の罪で昨年逮捕、起訴され、最高で禁錮75年の判決が下っている。

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