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“所得格差”よりも深刻な”資産所有格差”の問題点とは

2015年4月8日 05時00分 (2015年4月22日 04時18分 更新)

以下の文章は、アメリカのニュース解説メディア『Vox』が昨年公開した“資産所有の格差”という問題を解説している動画の内容をまとめたものです。

近年、“格差”という問題に対し多くの人々から熱い関心が寄せられていますが、この格差問題について議論が交わされる際に、その議論の対象となっているのは、たいていの場合は“所得の格差”です。

photo by How wealth inequality is dangerous for America

確かに、アメリカ国民の“所得格差”は、世界恐慌(1929年) 以来の数値を示しています。実際に、アメリカの 所得上位1%の富裕層が得ている収入は、国民所得全体の22.5%と試算されています。

しかしながら、“所得の格差” 以上に深刻なのが “資産所有の格差” という問題です。

 資産所有格差の問題点

資産額上位1%の富裕層が所有する資産の合計額は、資産額下位90%を構成する国民が所有する資産を合わせたものよりも多く、アメリカの国富全体の40%に相当すると試算されています。

富裕層が所有する資産は、親から子へ、子からまたその子へと次々に相続されていきます。この“相続” こそが、“資産所有の格差” を “所得の格差” 以上に深刻な格差問題として位置づける大きな要因となっているのです 。

photo by How wealth inequality is dangerous for America

例えば、売上額世界一のスーパーマーケットチェーン『Walmart』の創業者であるサム=ウォルトン氏の6人の子どもたちは、『Walmart』を創立したわけでも『Walmart』に匹敵するような大企業を起こしたわけでもありませんが、1486億ドルというものすごい額の資産を保持しています。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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