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「中国で働いたほうが稼げる?」問題山積みの外国人技能実習制度、儲かるのは仲介者だけ!?

2015年6月23日 19時00分 (2015年6月24日 19時00分 更新)

シンガポールの中国語新聞「聯合早報」は6月8日、「週刊朝日」(朝日新聞出版)の記事を引用し、技能実習生として来日し、地方で働く中国人女性たちの多くが虐げられた生活を送っていると報道。実習受け入れ先で奴隷のように虐げられ、レイプされた女性実習生までいるという内容は、中国のネット上でも反響を呼んだ。
 
この報道では、受け入れ側である日本の体制が一方的に非難されているが、中国人実習生に頭を悩ませている受け入れ企業側も少なくない。

「中国人実習生の途中帰国が相次ぎ、受け入れ先の痛手となるケースが増えている」

 そう指摘するのは、外国人技能実習制度を管轄する国際研修協力機構(JITCO)の関係者で、中国人実習生の世話役を務めてきた男性だ。

 その背景にあるのは、ここ数年で急激に進んだ円安だという。

「実習生に対する最低賃金の全国平均は、昨年9月の段階では時給780円で、生活費などを引くと実習生の手元に残るのは、年間平均して100~150万円ほどです。実習期間は最大で3年ですが、それを満了した場合、中国側の仲介者である送り出し機関に支払う支度金、100~160万円を差し引いても、300万円ほどを持ち帰れる計算となります。しかし、円安人民元高が進んだことで、人民元換算の価値は3年前に比べて4割近く目減りしている。また、中国の平均給与も上昇していることから、『こんなことなら、中国で働いておけばよかった』と後悔している実習生も多い。

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